Real Estate Investment Trust
x6YzbWWRq2sRhAacMjnl_Bangkok Indra market
 

本日の東証リート指数は、寄り付きから前場売りが続き、日経平均と同様のタイミングで本日の安値を記録。一時1500の大台を割りました。その直後に買い戻されてきましたが、前日比変わらず圏内で+1.66にて引けました。

全体としては、上昇銘柄43、下落銘柄10、変わらず0となりました。個別銘柄では、主要銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)-0.20%の小動き。先日次期の分配金が減少となる決算発表のあったアドバンス・レジデンス投資法人(3269)-1.08%と軟調。あれは、第9期の分配金が盛り上がっただけだと思うのですが。

東証リート指数 1523.64(前日比+1.66) 0.1%
日経平均 18,299.62(前日比-470.89) -2.51%
TOPIX 1,479.52(前日比-27.85) -1.85%

ユナイテッド・アーバン投資法人(8960) PO発行価格137,690 円
日本ロジスティクスファンド投資法人(8967) PO発行価格191,782円

9月8日 アドバンス・レジデンス投資法人(3269) 平成27年度7月決算発表
http://www.adr-reit.com/src/2015/09/20ea7180d2570eb097393124245b2da0.pdf
9月10日 ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278) 平成27年度7月決算発表
http://www.kdr-reit.com/news/kdr_7th_tanshin.pdf

国債先物は反発、長期金利0.350%に低下(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/2015/09/10/idJPL4N11G2LG20150910

現物債は中長期金利に低下圧力がかかった。先物に連動する格好で強含みで推移し、5年債利回りは4月27日以来の低水準となる0.055%を付けた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低下の0.350%。(2015.09.10 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

===================================================

さて、本日はグローバルリートファンドに関する話題を取り上げたいと思います。今回は、グローバルリートファンド中、純資産6位となっているアジア好利回りリート・ファンドの月次レポートを見ていきたいと思います。

米国ではない、ワールドでもないグローバルファンドですが、H23.9.30に設定されたばかりで、純資産がここまで膨らんでいるということは、ここ数年注目されてきたファンドと思います。「モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー 2014」も受賞しており、その様子がうかがえますね。7月末時点で、その純資産総額は、3307億円となっています。

月次レポート(7月)
http://www.smam-jp.com/fund/pdf/153606m.pdf

レポートによりますと、前月基準価格が11,478円で、今月基準価格11,243円ということになりましたので、前月比-235となりました。

この内訳ですが、分配金支払いで△200円、リートキャピタルゲイン利益で105円、配当利益で45円、為替で△169円、その他で△17円であります。配当利益は昨今の米国リートファンドに比べると高い方かとは思いますが、キャピタルゲインがないと何ともならない構造になっています。7月は為替でも大きなマイナスでした。

主な組み入れ銘柄ですが、香港リートの旗艦的な銘柄であるLINK REITを筆頭にSCENTRE GROUPなど豪州リートを多く採用しています。また、当然ですが、CAPITALAND MALL TRUSTSUNTEC REITなどS-Reit投資家な方には知られているシンガポールリートも採用されています。全体の利回りとしては、5.6%なので、高い方ですが、毎月支払われる200円の分配金を満たすには不足しています。

このファンドが設定された当時に比べると、円安になりましたし、各アジア市場のリートも値を上げておりますから、基準価格も1万をキープし、健闘しておりますが、今後米国が利上げということになりますと、アジアリートの相場にも大きな影響があるのではないかと思います。

また、8月から足元まで、アジアリートも大きな調整を免れておりません。結果、直近では、基準価格が設定以来初めてとなるのではないかと思いますが、9,948円と1万割れとなっています。9月8日には、設定来安値の9,499円まで下落しているところを見ると、なかなか厳しい局面を迎えているようです。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。