Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付きからの上昇で1600を回復すると、そのままジワリ上げ続け、前日比+36.88の大幅上昇。

全体としては、上昇銘柄53、下落銘柄0、変わらず0となりました。個別銘柄では、主要銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)+1.50%ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)+6.01と強烈に買われました。FOMCを前にして全面高。

東証リート指数 1615.47(前日比+36.88) +2.34%
日経平均 18,432.27(前日比+260.67) +1.43%
TOPIX 1,491.91(前日比+19.31) +1.31%

9月11日 東急リアル・エステート投資法人(8957) 平成27年度7月決算発表
http://www.tokyu-reit.co.jp/material/pdf/kessan/2015.09.11_J.pdf
9月11日 森ヒルズリート投資法人(3234) 平成27年度7月決算発表
http://www.mori-hills-reit.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=1tsFN4Aw7ls%3d&tabid=36&mid=409
9月11日 イオンリート投資法人(8957) 平成27年度7月決算発表
http://www.aeon-jreit.co.jp/ir/pressrelease/pdf/ARP-CS3k.pdf

国債先物は続伸、長期金利変わらず0.365%(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/2015/09/17/idJPL4N11N2HE20150917

現物市場は超長期ゾーンがしっかり。同ゾーンを対象にした日銀オペが強めだったことを手掛かりにした最終投資家の需要が観測されていた。中長期ゾーンも底堅い。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.365%。(2015.09.17 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日はグローバルリートファンドに関する話題を取り上げたいと思います。今回は、グローバルリートファンド中、純資産6位となっているワールド・リート・オープン(毎月決算型)の月次レポートを見ていきたいと思います。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は三菱UFJ国際投信の運用する投資信託であり、米国を中心として欧州や豪州など世界のリート市場に投資をしています。8月末時点で、その純資産総額は、5,902億円となっています。設定が2004年という歴史のあるファンドです。

月次レポート(8月)
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/monthly/149024.pdf?nc=1442192230000

レポートによりますと、前月基準価格が4,644 円で、今月基準価格4,312円ということになりましたので、前月比-332となりました。その内訳ですが、リートの要因で-136円、為替の要因で-119円、毎月の分配金支払いで-70円、信託報酬で-7円ということです。このファンドは、ポートフォリオの配当利回りが4.6%ということですから、単純に基準価格4,312円で計算してみると16円くらいの分配金になるわけですが、毎月70円支払うとしていますので、そのためには不足分をキャピタルゲインで補う必要があります。

さて、先日1年分の報告書がアップされていましたので、ご紹介します。

過去1年間の運用経過と今後の見通し(8月)
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/monthly2/149024.pdf

基準価格は、2014年8月29日の4,565円から4,312円ということで、-253円となりました。その内訳は、リート要因で+240円、為替要因で+413円、毎月分配金で-825円、信託報酬で-82円です。基準価格と毎月分配金の差し引きで572円のプラスということですが、NISAでの運用でない場合は、その都度配当金に税金がかかってしまうため、分配金が出ないタイプの投資信託の方が利益が出ることになります。

この1年は、リート要因は厳しく、毎月に実際にファンドがもらう分配金が単純に16円だったとすると、1年で約190円で税金を控除したとしても半分以上は分配金の収益となりそうです。為替で利益を上げるリートファンド、というのがこの1年の実績となったわけですが、そのあたりが今後の1年も続くのかというところで、分配金70円からの下げがあるのではと思ってしまうところが気になります。

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