Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付きから急上昇で1900回復目前。いったん落ち着くも引け際にも上昇で、前日比+11.97。

全体としては、上昇銘柄36、下落銘柄16、変わらず2となりました。個別銘柄では、日本プロロジスリート投資法人(3283)+1.46%など物流系が強め。また、+4.50%プレミア投資法人(8956)など-2.92%など個別のオフィス系銘柄が大幅上昇。

東証リート指数 1899.57(前日比+11.97) +0.63%
日経平均 16,498.76(前日比-155.84) -0.94%
TOPIX 1,326.50(前日比-12.18) -0.91%

s512_f_business_28_0 今週の主なスケジュール

24日(火)米4月新築住宅販売件数(前月比)
25日(水)米3月住宅価格指数(前月比)

s32_f_business_22_0nbg 決算

5月17日 グローバル・ワン不動産投資法人(8958)
http://www.go-reit.co.jp/cms/whats/20160517_151026MKhc.pdf
大幅増益、配当金大幅反転で底打ち?

5月19日 ケネディクス商業リート投資法人(3453)
http://www.krr-reit.com/file/news-578fb59ebb47e06a3252f0d834ae1074cb9440c0.pdf
分配金下落。

s32_f_event_33_1nbg 長期金利

国債先物は小反発で引け、長期金利は変わらず-0.105%(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N18L278

現物市場は閑散。中期ゾーンに利益確定売りが出たが、入札を通過すると長期・超長期ゾーンを中心に短期筋の買い戻しが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずのマイナス0.105%。(2016.05.24 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日は、オフィス関連の気になるニュースを紹介します。

五輪後に変貌する東京駅周辺、オフィス床は5割増しに(ケンプラッツ)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/nfmnews/15/051901152/

 オフィス仲介大手の三幸エステートの調べによると、丸の内・大手町・八重洲・京橋・日本橋の主要エリアで2016年~2028年に完成する賃貸ビルのオフィス床面積は合計約62万5000坪(約206万m2)。これは新丸の内ビルディング約25棟分に相当する大量供給だ。一方、同エリアにある既存賃貸オフィスビルのストックは106万6000坪(約352万m2)。今後老朽化して解体されるビルもあることを考慮すると、東京駅周辺のオフィス床面積は、ざっと見積もって十数年後には今の5割増しになる。 (2016.5.24 ケンプラッツ)

上記記事では、「2028年までに街が一つ増えるほどの大量供給」と題されているわけですが、これほどの大量供給がなされた頃には需給がどうなっていて、空室率や賃料水準がどのように変化するのかといったことがとても気になるところであります。

昨今では、需要がしぼむ中での賃貸住宅の過剰供給が問題となっていますが、オフィスにおいても同じ問題が考えられるということでしょう。

賃貸住宅では、新築を建てれば、一般的に築古物件よりも競争力はあるわけでありますが、それでも物件数自体が増えれば、新築といえども賃料水準に影響がでることになると思われます。

築古物件でも適切なリノベーションなどを行えば、これらの競争に抗うこともできそうですが、費用対効果ということもあり、同様に長い目で見てオフィス系リートがどう対応していくのかということを考えさせる記事かと思います。

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