Real Estate Investment Trust
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大和ハウスレジデンシャル投資法人(8984)が3月1日付けで公募増資を発表しています。ちなみに、公募増資は2011年9月に発表して以来のことです。

ご存知のことと思いますが、大和ハウスレジデンシャル投資法人(8984)はもともとビライフ投資法人のスポンサーが断念したところを引き継いだ経緯があります。その後、破綻したニューシティレジデンス投資法人を吸収しています。

その経緯から多額の負のれんを保有していますことから、先日公募増資を発表したユナイテッドアーバン投資法人(8960)と同様、負のれんの取崩により分配金をかさ増ししています。

よって、減配をしないためには、負のれんを取り崩さずに現在の分配金水準までもってくる必要があります。以下は、今回の増資結果における会社側発表の分配金水準です。

平成25年8月期予想         平成26年2月期予想
1口当たり当期純利益       1口当たり当期純利益
7,658円              8,069円
1口当たり分配準備積立金取崩額  1口当たり分配準備積立金取崩額
642円               231円
1口当たり分配金         1口当たり分配金
8,300円              8,300円

上記のとおり、平成26年2月期予想の1口当たり当期純利益8,069円と、分配金8,300円に対して、かなり近づいてきました。先日のユナイテッドアーバン投資法人(8960)と比べても近いなと思われた方が多いと思います。

[関連記事]
PO(公募増資) ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)のポイント

今後金利の見直しやLTVが許せば借入金による物件取得などで取崩0を目指せるところまできているのではないでしょうか。もしくは、あと1回くらいの公募増資で増配まで持ってくるとか。

元ビライフの保有者としては、売却を悔やまざるを得ませんが、今回の公募増資は以上のような理由からも「あり」だと考えます。

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