Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、本日も昨日からの引き続きで、前場は下落、後場で戻すという最近よく見る形となりました。
※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

さて、本日の株式市場は、本日から始まるFOMCの結果待ちと言われていますが、Jリートも前半売って後半で埋め戻すという様子見と言われてもさもありなんといった雰囲気でありました。

ドル94円後半、FOMC通過後にドル円底固めか(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95H05G20130618

東京外為市場午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の94円後半。輸入企業のドル買いが相場を支え、一時95円に迫った。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控え、上値を追う動きは限られた。(2013.06.18ロイター)

足元では、米国リートは戻してきていますが、5月末から6月にかけて調整しておりますのは、緩和縮小→米国債の長期金利上昇→リート下落といった流れと言われておりましたので、FOMCの結果次第では、また同じような流れもあり得ることになります。

さて、本日は先日公募増資をリリースした野村不動産オフィスファンド(8959)を取り上げます。

・公募による新投資口発行(一般募集)
募集投資口数 62,730口
・投資口売出し(オーバーアロットメントによる売出し)
売出人  野村證券株式会社 4,700口
・第三者割当による新投資口発行
募集投資口数 4,700口

大手町建物五反田ビル、PMO日本橋大伝馬町及びNF本郷ビルの3物件を取得するものの、分配金は下落します。

平成25年10月期 11,300→10,000
平成26年4月期 10,000

この増資リリースにより、昨日は12%以上下げ、本日も-4.44%下げていますから、ホルダーの怒号が聞こえてきそうですが、分配金の減少を伴う増資となりましたので、やむを得ない売られ方でしょう。

ちなみに、3物件中2物件が野村不動産からの売却となっておりますから、ここら辺がどう捉えられるかという点はあります。分配金下落と親会社からの物件取得ですから、過去に森ヒルズリート事件というのがあったことを連想される方もいらっしゃるかもしれません。

まあ、こちらのリートだけではなく、オフィス系リートの分配金はまだ下落傾向にありますから、増資しなかったら、もっと下がっていたよということかもしれませんので、いちがいに森ヒルズリート事件と同じに扱うわけにはいかないかもしれません。

ただ、平成25年4月期までは、なんとか12000円台の分配金で留まっていただけに、平成26年4月期でもう少し下げ止まり感が見られれば、評価は異なっていたかもしれませんが、次の平成26年10月期はどうなるでしょうか。

野村系といえば、先日野村不動産マスターファンド(3285)を上場し、野村不動産レジデンシャル(3240)もすでに運用しているので、オフィス・物流・住居と取り揃えているわけですが、正直、オフィスも住居もいまいちいまにでありますから、野村不動産レジデンシャル(3240)なんかも、投資口価格が低迷しており、結果好利回りとなっています。

野村系の投資法人を特に悪く言うわけではありませんが、他の投資法人と比べて、とかく戦略的な動きが少ない印象があり、とりあえず日々の物件管理をやっているんですかね、と個人的には思っています。

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