Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付きで売られたものの、すぐさま切り返し1300を回復後、今日はもう閉店とばかりにほぼそのままで引けています。前日比+4.47です。
※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

本日は、全体としては若干戻して引けました。その中身としては、住宅型リートが牽引しています。利回りからしますと、先週末終値ベースでは、まあ、そろそろかなあと一般的には言われる水準に来ています。

オフィス指数構成銘柄の平均配当利回り 4.26%
商業・物流 4.33%
住宅 4.71%

さて、本日は、月曜日ですので、投資信託について、取り上げたいと思います。最近のグローバルREIT市場は、調整を続けているとの認識は、毎週水曜日の当ブログ記事をご覧の方は、共通理解と思いますので、本日は具体的に個別の投資信託の状況を見てみたいと思います。

投資信託「ワールド・リート・オープン」は、グローバルといいましても、58%を米国リートで運用しています。偏っているというわけではなく、世界各国のリート市場規模に応じて配分すると、こうなります。

その業種別比率は、Jリートの投資信託がオフィスに最も重きを置いているのとは異なり、小売りが28.9%と最大です。

さて、この「ワールド・リート・オープン」ですが、現在足元でも大幅に調整を続けています。今月の21日付けの基準価格は、4,455となっており、一時5,500に迫っていたところから、1,000ほどの下落となっています。

最新の運用レポートは、毎月月末に出てくるので、次回は6月末となりますが、5月31日付けのレポートでは、基準価格の下落要因としては、圧倒的に米国リートの調整となっています。

5月末は、円安により押し戻してはいるのですが、6月は今のところ円高となっていますので、米国リートの下落と円高の2重パンチで、足元の基準価格が下落しているものと思われます。

グローバルリートは、アジアとか地域を米国以外に限定している投資信託でもない限り、米国の比重を大きくせざるを得ません。市場規模が圧倒的に大きいからです。

よって、今後のグローバルリートは、米国の長期金利がどう推移するのか、それに伴うリートの動きを見ながらとなるものと思われます。為替が円安に傾いていかないと2重苦となるため、なかなかに厳しいものがあるかもしれません。

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