Real Estate Investment Trust
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本日の日経新聞朝刊には、確定拠出年金のことが記事になっています。

「1兆円市場」争奪戦 個人型確定拠出年金、17年に対象拡大(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10862120Z11C16A2EE8000/

 来年1月から個人型確定拠出年金(DC)の対象が広がり、主婦や公務員も入れるようになる。新たに生まれる「1兆円市場」をめぐり、金融機関が管理手数料を下げたり、運用商品を拡充したりするなど攻勢をかける。運用益だけでなく、掛け金も所得控除の対象になるなど節税効果は少額投資非課税制度(NISA)以上ともされ、投資の裾野を広げそうだ。(28.12.21 日経新聞)

来年から主婦や公務員も対象となるようです。偏見で恐縮ですが、一部のスーパーな人を除き、あまり投資をしてこなかった方の多い層にいよいよ参入が許されたと解釈しています。

掛け金が所得控除の対象になるということで、実はリスクのある金融商品であることが包まれて、節税商品に映るのであれば、比較的利用者が多くなるのではとも期待できます。もちろん株式で運用する人だけではないでしょうから、定期預金で置いておく場合は、リスクは低下するでしょうけれども、いざ60歳になったときに、株価低調、貨幣価値低調だったとしても身動きできませんから、状況に合わせた身動きをする余地は広く持っておくべきという観点もあるわけです。

そのあたり、われわれ弱小な投資家目線に照らしてみると、まず60歳まで引き出せないということは、他の投資に回せないという小さくないリスクですし、自分たちが60歳になる頃には、定期預金すら危ない世の中になっているのではというリスクもあります。

そのリスクと引き換えに所得控除を手に入れるのだ、ということでしょう。もしくは、海外株式で頑張って稼ぐか。

そして、これ以上はただの恨み節になってしまうかもしれませんが、一昔の人たちであれば、年金さえ支払っておけば、老後には一定の生活費は年金からもらえた一方で、これからのわれわれ現役世代は、実際もらえる年金の額よりも支払う額の方が多いにも関わらず、確定拠出年金というリスク商品でもリスクを払うといった、、、これ以上はやめておきます。

と、まあ、こういうのを投資家の目線で見てはいかんのでしょうね。とか言いながら、ずっと確定拠出年金をやろうかどうか迷い続けて、やっていないのです。

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