Real Estate Investment Trust
a0002_001042
 

本日の売買代金は、およそ26,352百万円でしたが、本日上場となりましたSIA不動産投資法人(3290)のそれが6,280百万円の商いでしたので、昨日と同じ尺度では20,072百万円です。その意味では、かろうじて200億円台に乗せてきたということになります。値上がり銘柄42、値下がり銘柄0、変わらず0名柄の全面高ですが、SIA不動産投資法人(3290)は公募価格割れとなりましたので、ある意味値下がり銘柄1です。

本日は、各種別とも昨日比でそれなりに売買が伸びていますが、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)に関しては、昨日よりも低水準となっております。ということは、本日の買いは、投資信託ではないということか、もしくは逆に投資信託しかいなかったということなるでしょうか。

ただ、他の日本リテールファンド投資法人(8953)ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)は伸びていますので、なんともなんともです。

長期金利低下0・645% 米債務問題リスク回避で日本国債に買い(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131008/fnc13100818350023-n1.htm

 9日午前の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(330回債、表面利率0.8%)の利回りが前日終値より0.005%低い0.645%で始まった。
米連邦債務問題の先行き不透明感からリスク回避姿勢が根強く、安全資産とされる日本国債が買われて利回りは低下した。(2013.10.09 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

===================================================

さて、本日のSIA不動産投資法人(3290)の初値は、IPOの発行価格450千円を4.6%下回り、429千円となりました。IPOによる調達額340億円及び借入金441億円により、10日にオフィスビル及び商業施設の計20棟(747億円)を取得して運用を開始します。

この初値をどう見るかですが、個人的には適当な価格がついたのではないかと思います。第2期予想分配金が12,835円でありますが、第3期のそれがいくらになるかは重要な点です。単純に12,835円が2期続くとすると、約6%弱の利回りとなりますが、税金の関係でどうなるかです。

ただ、もし約6%弱となったとしても、初値としては、妥当ではないかと考えます。期間物件とされているJパワーの空きが埋まってくると、見直されても良いと考えるのであれば、429千円という価格はそんなに放置状態とも言えないと思います。

とは言いましても、他の銘柄が本日全面高となっている中で、全REIT平均予想利回りも3.72%(Japan-reit.com)と低下していますから、引っ張られるように今後買われていくといった局面もあろうかと思います。

それにしても、本日のこの東証リート銘柄全面高の中で、SIA不動産投資法人(3290)は、よく下落しました。これはJパワーが代表しているように物件の問題とあとはスポンサーに対する不安が根底にあるように思うのですがどうなんでしょうか。

これは、個人的な感覚ですが、再びリーマンショックのような危機が来たとすれば、投資口価格でたぶん10万円台までは下落余地ありだと思っています。ケネディクス不動産投資法人(8972)は、現状44万円台となっていますが、リーマンショックの頃は、10万円台でしたし、わたしは実際18万で恐る恐る購入して現在も保有しています。

10万円台は控えめに書いたつもりですが、とは言いましても、次のリーマンショック級危機はいつくるんだということもありますので、今はそこまでイメージする必要もなく、当面は安いところで拾っていくというのもありなんではと思っている次第であります。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。