Real Estate Investment Trust
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本日は、大みそかということで、1年間の東証リート指数を振り返ってみたいと思います。

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4月までは、上昇を続け、1900ポイントを超えていた東証リート指数でしたが、5月に失速し、6月から10月にかけてゆるやかに下落となりました。11月と12月で浮上し、今年の頭である1月末の水準は超えて終えることができました。

この中で、住宅系リートだけが各月末ベースでは、年末に高値をとってきています。正確には、4月25日に終値2667.11を記録しており、終値ベースでは、こちらが年初来高値ですが、少なくとも住宅系リートは、年初来高値付近まで12月で急上昇したということになります。

各年度末の東証リート指数推移を振り返る

さて、ここでリーマンショック前夜である2007年からの東証リート指数の推移を各年度末時点で見てみましょう。
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各種別の指数は、2011年からとなっていますが、青の東証リート指数は、2007年度末の終値1868.57に対し、今年度終値は1855.83ですから、わずかに下回って引けています。今年度は4月時点では、1900台にのせているのと、2014年度末終値は、1897.92となっているので、一応2007年の水準には戻ってきているというレベルになります。

ただ、2007年の5月には、2612.98を終値ベースで記録していますから、この水準にはまだ到達していません。ちなみに、リーマンショック以降、2015年の1月には、終値1990.45を記録していますが、2000台にのせたのは、同年1月19日の場中に2005.07のみとなっています。この日は、結局1974.96まで押し戻されています。

なお、今年の4月26日にも一時1981.94まで上昇していますので、2000台にあともう一歩ということもありました。その後押し戻されて10月まで下落基調ということになっています。

新規上場銘柄数も増えました

今年もラサールロジポート投資法人(3466)に始まり、7法人が上場となりました。リーマンショック以降、最多だと思います。思えば、2013年は、5法人、2014,2015年も6法人ずつということで、全57法人も上場していることになりました。

なかなか全法人の状況を把握するのは、容易ではありませんね。それだけに、東証リート指数が1800台にあるにもかかわらず、配当利回りの高い銘柄が結構あるように思っています。この中で、見かけ上の利回りなのか、本当の利回りなのか、といったところを適切に判断した上で、それぞれの目標利回りの範囲に入った銘柄を購入する、ということがインカム投資家のスタンスではないでしょうか。これを他の人よりも早くやるということかと思います。

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