本日の東証リート指数は、昨日とはうって変わって逆の動きとなりました。寄り付きから下落となり、日銀会合の結果が現状維持と報道された以降は、前場で折り込み済みとばかりに多少戻って引けました。
本日も3億円で日銀自らが火消し。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/etfreit.pdf
本日の売買代金は、およそ23,232百万円でした。値上がり銘柄11、値下がり銘柄30、変わらず3銘柄となっています。大幅上昇の昨日よりも若干多めの商いでした。
個別銘柄では、ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)が出来高を伴って-4.30%。旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)も-1.93%ということで、中心どころが素直に売られていますので、日銀期待の剥げ落ちということでしょう。
星野リゾート・リート投資法人(3287)は、昨日に引き続き増資リリース後大幅上昇となっています。
国債先物が小反落で引け、長期金利0.620%に上昇(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0N01I420140408
現行の金融政策が据え置かれた日銀金融政策決定会合の結果は予想通り。日銀総裁会見で今後の追加緩和時期を見極めたいとして、全般に様子見ムード。日中出来高は1兆3168億円と2013年12月25日以来約3カ月半ぶりの低水準。現物市場は入札を控え超長期ゾーンを中心に軟調。イールドカーブはスティープ化した。10年超長期国債利回り(長期金利)は同1bp高い0.620%に上昇。(2014.04.08ロイター)
※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→
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さて、星野リゾート・リート投資法人(3287)が増資発表後連日の上昇となっており、その増資内容が一定評価されている結果となっているようです。
新投資口発行及び売出しに関するお知らせ
http://www.hoshinoresorts-reit.com/site/file/tmp-bd6bY.pdf
募集投資口数22,000口
オーバーアロットメントによる売出し1,100口
発行後の投資口数43,350口(114%増)
平成26年10月期の運用状況及び分配の予想の修正並びに平成27年4月期の運用状況及び分配の予想
http://www.hoshinoresorts-reit.com/site/file/tmp-ZcECu.pdf
新たに取得する物件は「星のや京都」等、星野リゾートが運営する旅館3棟、チサンインシリーズのビジネスホテル21棟の計24棟、取得額は計183.6億円とのことです。
もともとこの投資法人は、そのネームからしても、星野リゾートだけで固めるとも思っていましたが、資産拡大で分散をはかるとの意向でチサンインシリーズも取得するとの内容でした。このことは、個人的には、ポジティブに受け止められたのではないかと感じています。
また、なにより分配金が13,552円から15,585円に上がることになりましたので、素直に好感されたのではないでしょうか。
一時期は、投資口価格60万円をうろうろしていた頃もあったくらいなのですが、いまや80万に乗せてきました。また、あの時投資しておけばよかったというリートが増えてしまいました。
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