Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、昨日から引き続きですが、戻す流れなく、場中下がり続けました。

長期金利終値、0・820%に上昇(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130716/fnc13071617130013-n1.htm

 連休明け16日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(329回債、表面利率0・8%)の終値利回りが前週末より0・005%高い0・820%だった。
東京株が堅調に推移したことや、17日の5年債入札をにらんだ持ち高調整の動きなどで売りが優勢となり、利回りが上がった。(2013.07.11産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

さて、毎週水曜日は、各国のリートについて取り上げていますが、今週は予定を変更し、昨日に引き続いて、本日もNISAについての続きとさせていただきます。

昨日は、オフィス系をと申しておりますが、これはあくまで今後の景気が上向きであることが前提でありますから、この前提が崩れていかないか、という点には常に気を払って投資を行う必要があります。この点は付け加えさせていただきます。

また、当ブログでは、そもそもNISAはリートで運用すべしと説いているわけではありませんし、NISAは活用しないという方法ももちろんあるわけですから、そのあたりは来年の市況がどのようになっているかも加味して判断する必要があります。

あと、リートアナリストの山崎成人氏も個別銘柄は上げていませんが、玉虫色のNISA活用法を書いてみえますので、ご参考ください。

NISAの活用法(山崎成人氏ブログ)
http://www4.plala.or.jp/real-estate/report_y/130705.html

NISA利用で大事な点は、長期で投資口元本が余り目減りしない事です。
配当益があっても元本が減少してしまえば、投資利益がなくなってしまいますから、先ずは、元本の目減り幅が小さい投資商品を選ぶ必要があります。(2013.07.05 山崎成人氏)

氏のおっしゃる「長期で投資口元本が余り目減りしない事」というのは、賛成といいますか、どの投資でも当てはまるという意味での賛成であります。

では、この点に関連し、昨日の最後に少しふれましたが、よりリスクの少ない銘柄で運用したいという方の場合、わたしが個人的にオススメするのは、いわゆる負のれん銘柄であります。負のれん銘柄とは、合併をした際に生じた売値に対する買値の評価益と言ってしまえばイメージしやすいことと思いますが、さらにざっくり表現すれば、合併した際に得た貯金です。

負のれん銘柄は、その貯金を物件の入替えで生じた差損に充当し、差し引きゼロにしてしまうことができますし、分配金に上積みすることもできますから、この貯金が残っている以上、極めて分配金の下振れの可能性が低くなるわけであります。

つまり、この貯金を持っているということは、その人だけ盾を持って歩いているとも言えるわけでありまして、だったらその銘柄からその果実を10年間もらい続けるということにすれば良いのではという考え方です。

とはいえ、当然ですが、負のれん銘柄と言いましても、投資口価格が下落することはあります。ここでは、負のれん銘柄であるがゆえに、長期でみてもその下落幅が抑えられるのではということを考えているわけです。

景気が下向きで、Jリート全体が下落方向であるのに、負のれん銘柄だけ上昇するということはありえませんから、その意味でのリスクは当然ありますが、負のれんを活用して、分配金の下振れをカバーすることのできる可能性をもった銘柄は、下落時のディフェンシブとしても、やはり強いのではと思います。

負のれん銘柄:
アドバンス・レジデンス投資法人(3269)
日本リテールファンド投資法人(8953)
ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)
平和不動産リート投資法人(8966)
いちご不動産投資法人(8975)
大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)
ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)
日本賃貸住宅投資法人(8986)

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