Real Estate Investment Trust
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オールアバウトジャパンでは、株式のスタイル別の投資なんてことが記事に上がっていますが、

https://allabout.co.jp/gm/gl/816/

同じ株主優待投資でも、いくつかのスタイルがあろうかと思います。年初なので、少し自分の中で整理する形で書いてみようと思います。これから株主優待投資を始める方向けになるかもしれません。

以下、優待投資をスタイル別に分類していきたいと思います。

インカム優待投資

このタイプの投資では、インカム利益を追求しますので、最終的に現金になったら、何円になり、配当金と合計して、利回りがいくらかにこだわります。具体的には、優待投資として、商品券がもらえるとすれば、その商品券を金券ショップで売却した場合の金額と配当金を合計して、なんぼ、と利回りを計算します。よくマネー雑誌では、商品券の額面で、利回りが計算されていますが、それですと、たいてい高めの利回りが出るのですが、その計算方法とは異なり、実際現金化してなんぼ、として計算します。

これをインカム優待投資とします。このタイプの投資では、原則、優待を使用することは考えませんが、ほかに、優待を原則使用する、ゆるやかなインカム優待投資とわたしが勝手に命名している方法もあります。

ゆるやかなインカム優待投資

上記のインカム優待投資とは異なり、現金ベースで利回りを計算しない方法です。商品券の額面をそのまま利回りとして計算するやり方です。マネー雑誌で表示されている利回りは、このゆるやかなインカム優待投資なので、ご注意ください。

例えば、食事券3000円を使用すれば、1食分の支払が無料になるので、3000円の投資効果があったとするのだと思います。この点、優待がなかったとしても、3000円の外食をしたか? または、2万円の化粧品を買ったか? という点があり、それを投資利回りとするのか、微妙なところかと思っていますので、わたしは、ゆるやかなインカム優待投資と勝手に呼んでいます。

キャピタルゲイン優待投資

優待投資で、キャピタルゲイン? と思われるかもしれませんが、企業が株主優待を実施するには、様々な思惑があります。中には、東証1部への鞍替えを目的に、株主数を増やすために、株主優待を新設することもあります。

こうした法人の動きを先読みして投資をしておき、実施に東証1部へ上場となり、株価が上昇をしたところで値上がり益を得る方法です。個人投資家の方には、実際このような投資方法を得意とされている方々もみえます。

この場合の株主優待は、法人の今後の方針を読み取る一つの材料と考えるわけですね。

趣味型優待投資

趣味型という言い方はよくないかもしれませんが、利回りよりも株主優待の内容や保有銘柄数を重視するタイプです。純粋に投資と見たときには、他の投資(リートや海外債券)に投資した方がリターンが上がると思われる銘柄も散見されることになろうかと思われますが、そこを理解したうえで行うということでしょう。

どこまで投資効果を徹底するかということなので、楽しみながら投資をするという意味では、最も明るく投資を続けられるタイプの投資です。

まとめ

実際には、上記のような方法をいくつか組み合わせて投資を進めていくものかと思います。例えば、この銘柄への投資は、キャピタルゲイン優待投資7割、趣味型優待投資3割で考える、とかです。自分の中で、そういったことがある程度整理できていれば、この銘柄は、株価がいくらになったら売却するとか、買い増しする、保有継続する、とかを判断しやすくなるのではないでしょうか。

ちなみに、わたしは、基本的には、リート投資家ですから、インカムゲイン投資に基本を置いています。もともと、インカムを追求して、利回り8%以上を条件に株主優待投資をしていました。最近では、そのような銘柄は、ほぼ皆無となりましたので、その意味では、厳密に条件を満たす株主優待投資はできていません。

一方で、購入利回りは、8%以上ありつつも、現在の株価での利回りがかなり低くなっており、資金効率が非常に悪い銘柄もいくつか保有し続けていますが、この優待による食事券で、家族と食事に行くきっかけになるということで、このあたりが株主優待投資の割り切れないところですね。

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