Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、前場こそ値幅13ポイント程度のアップダウンのある展開となりましたが、後場には小刻みな動きに終始しました。前日比ほぼ変わらず。

なお、本日は、日銀の買い入れなく、久々です。

本日の売買代金は、およそ17,080百万円でした。値上がり銘柄23、値下がり銘柄18、変わらず3銘柄となっています。多くの銘柄が小幅な値動きで引けています。

商業物流系の売買が2日前までの水準に復調していますが、住宅系が15億円という久々の低水準商いに沈んでいます。

個別銘柄では、昨日増資をリリースした旗艦銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)でしたが、特段売買が飛び交うでもなく、0.70%という小幅上昇にとどまりました。

長期金利が上昇、30年入札弱めや株高・円安で-一時1カ月ぶり高水準(bloomberg) http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPL3N0LV1VP20140226

債券市場では長期金利が上昇した。一時は0.625%と約1カ月ぶり高水準に達した。きょう実施された30年債入札が弱めの結果となったことに加えて、株式相場の大幅高や円安進行を受けて売りが優勢だった。
現物債市場で長期金利  の指標となる新発10年物国債の333回債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.615%で始まった後、いったん0.61%を付けた。午後に入って、徐々に水準を切り上げ、一時は0.625%と2月7日以来の高水準を付けた。その後は0.615%にやや戻した。(2014.03.06 bloomberg)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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本日は、Jリート全体の含み損が解消したとのニュースが出ていましたので、ご紹介します。

REIT全体の含み損が4年半ぶりに解消(ARES)
http://j-reit.jp/download/ares_jreitreport_201403_52.pdf

REIT(不動産投資信託)の2013年下期決算(各投資法人の7月期~12月期の決算)を集計した結果、保有物件の鑑定評価額が簿価を上回り、4年半ぶりに含み損が解消したことがわかった。一部の既存物件で鑑定評価におけるキャップレートが低下したことに加え、鑑定評価額を下回る価格での新規物件取得が続いたことが寄与した。今後もこの傾向は続くとみられる。含み益が拡大することで借入金比率(LTV)が低下して資金調達余力が増したり、資産が入れ替えやすくなったりといった効果が期待できる。(2014.03.03ケンプラッツ)

今後につきましては、記事にありますように、鑑定評価額を下回る価格での新規物件取得を続けることができるのだろうかといったところがありますので、そのあたり強引な取得に踏み切る投資法人が出てくるのか留意したいところであります。

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