Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、ほとんど戻りの抵抗を見せることなく、場中ほぼ右肩下がりの相場となりました。

本日の売買代金は、およそ23,519百万円でした。値上がり銘柄10、値下がり銘柄30、変わらず3銘柄となっています。

オフィス系、商業物流系、住宅系そろって商い高が増えています。日本リテールファンド投資法人(8953)日本プロロジスリート投資法人(3283)といった商業物流系のいわゆる中心銘柄の出来高が増えてきております。

個別銘柄では、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)が出来高を伴っての-1.50%ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)も出来高が急増しています。

長期金利終値、0・665%に上昇(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131210/fnc13121017130019-n1.htm

 10日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(332回債、表面利率0・6%)の終値利回りが前日比0・010%高い0・665%となった。
30年債入札が順調だったため国債が買われる場面もあったが、終盤にかけて利益確定の売りが出て利回りが上がった。(2013.12.10産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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本日は、ちょっとした面白い情報が出ていましたので、ご紹介します。

【戦略】初の海外REIT上場、政投銀とあすかAMが香港で(日経BP)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20131209/376437/?rt=nocnt

日本企業が海外で組成したREIT(不動産投資信託)としては初めてとなる、Spring REIT(スプリングリート/春泉産業信託)が12月5日、香港証券取引所に上場した。日本政策投資銀行と独立系の投資顧問会社、あすかアセットマネジメントが出資するADキャピタル(旧あすかDBJパートナーズ、本社:千代田区)がスポンサーだ。上場時の資産は北京中心部の複合施設「華貿中心(China Central Place)」のみだが、将来は日本や台湾への投資も検討する。(2013.12.09日経BP)

はじめ記事を目にしましたときは、なぜ香港市場にと思いましたし、日本政策投資銀行という名前とREITと香港上場といったキーワードがなかなか頭の中で結びつかなかったというのが正直なところであります。

上場時の資産は北京中心部の複合施設「華貿中心(China Central Place)」のみということで、なんとも異色な匂いがしますし、初値は3.64香港ドルと公募価格を4.4%下回り、分配金利回りは9%を超えている等々、面白い雰囲気です。

ちなみに、Spring REITのホームページはすでに用意されています。

http://www.springreit.com/

また、香港に上場ですから、日本の証券会社からはまだ購入することはできないと思いますが、「日本に海外不動産への投資機会を提供する先行事例としたい」とのコメントが出ているようですから、そのうちSBIとか楽天とかで購入できるようになるのかもしれません。

仮に日本から投資できるようになったとして、このREITのリスクというのは、今のところ、このREIT自体のリスクはもちろんのこと、米国の金融緩和縮小→アジア市場からの資金の引き揚げにあろうかと思いますので、そのあとに投資ということでも遅くはないのかもしれません。

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