Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、戻しらしい戻しもなく終日下がり続けました。20ポイントの下落幅は久々のことです。

本日の売買代金は、およそ20,563百万円でした。値上がり銘柄3、値下がり銘柄39、変わらず1銘柄となっています。商いは、200億円を下回るかといった水準にまで低下してきました。

個別銘柄では、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)-2.46%の下落になるなど、オフィス系が割合売られている印象です。大発会の昨日に引き続き、オフィス系、商業物流系、住宅系とどの種別とも売買代金はしぼんでいます。

順調な入札結果受け長期金利に強い低下圧力、0.7%ちょうど(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0KH1BW20140107

長期金利に強い低下圧力。足元の10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比2.5bp低下の0.7%ちょうどで推移。市場では「10年債入札は順調な結果となったが、ここまで相場が強くなるとは思わなかった。日銀オペを意識した業者の在庫確保に加え、入札結果が順調と想定した投資家の先回り買いが午後の取引序盤でみられたことなどから判断して、需給は悪くない」(国内証券)。長期ゾーンの強さは中期や超長期ゾーンにも波及しており、「押し目には、しっかりと投資家の需要がみられる」(同国内証券)との指摘が出ていた。(2014.01.07 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、かねてより上場が予定されておりましたヒューリックリート投資法人(3295)が2月7日に上場されることが決まりました。

ヒューリックリートが2月7日に上場、資産総額1014億円(ケンプラッツ)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20140106/646609/

ヒューリックリート投資法人の上場日が2月7日に決まった。同法人はヒューリックがスポンサーとなって組成した総合型REIT(不動産投資信託)。ヒューリック神谷町ビルを筆頭に21物件、取得価格ベースで1014億円が上場時の運用資産となる。(2014.01.06 ケンプラッツ)

21物件の具体的な内訳は、オフィス8棟、商業施設4棟、有料老人ホーム4棟、インフラ施設(ネットワークセンター)5棟の計21棟です。資産総額の規模とその内訳は、おおよそ事前の報道ベースでした。

投資口617,500口発行とともに、オーバーアロットメントによる売出し32,500口を行い、約650億円の調達を見込んでおります。IPOブックビルディングは1月21日から1月27日の予定です。スポンサーは、その名のとおり、東証一部上場ヒューリック(3003)であります。

概要は以下のとおり。
http://www.tse.or.jp/rules/reit/b7gje60000005xy9-att/3295_a.pdf

さて、今回の組み入れ資産のうち、有料老人ホームについては、「アリア松原」「トラストガーデン用賀の杜」「トラストガーデン桜新町」「トラストガーデン杉並宮前」であります。

アリア松原 介護付き 運営:ベネッセスタイルケア
トラストガーデン3施設 介護付き 運営:トラストガーデン(リゾートトラスト

ちなみに、介護付きとは、介護保険を利用して要介護の方に24時間介護サービスを老人ホーム内において提供するものであります。現在、老人ホーム特化型リートに関しては、国においても議論されているところでありますから、ホットな話題でもあります。

また、インフラ施設(ネットワークセンター)とは、全国規模で固定通信、移動体通信、インターネット・サービスなどの事業を展開している通信事業者が固定通信事業、移動体通信事業(携帯電話等)、インターネット事業を営むにあたって、主に光ファイバー網等によって構成される都道府県間通信を主とする長距離通信網の中継並びに他の総合通信事業者の基幹ネットワーク及び地域通信網との接続のために利用する通信インフラ施設です。

こういったインフラ施設をリートに組み入れる試みはすでに米国では進められていることであります。日本では、確か産業リート投資法人(3249)が過去に組み入れていたことがあります。

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