Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、14:00までは、寄り付きから下落が続く展開となりましたが、引け際にようやく反転し、-4.05まで戻すという下落ながらも抵抗感を示す相場でした。

本日の売買代金は、およそ15,420百万円でした。値上がり銘柄15、値下がり銘柄26、変わらず1名柄となっています。

本日は、売買代金が急減した先週末に引き続いて続落となっています。旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)の売買代金が急減していますので、月末に買う必要があったところは、もう終了となったのでしょう。

なお、種別では、オフィス系の出来高は続落していますが、商業物流系と居住系は僅かな減少に留まっています。

また、長期金利は上昇しています。下記のとおり、日米の長期金利の連動性が高まってくるのであれば、米国の金融緩和関連のニュースによっては、堅調推移のはずのJリートとはいえども、必ずしも高見の見物と決め込んでばかりはいられないのかもしれません。

長期金利終値、0・600%に上昇(産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131105/fnc13110517060012-n1.htm

 連休明け5日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(330回債、表面利率0・8%)の終値利回りが、前週末終値より0・010%高い0・600%だった。
「最近は日米の長期金利の連動性が高まっている」(大手証券)といい、米側の上昇に伴い日本国債の金利もわずかながら上がった。(2013.11.05産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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本日は、週初ですので、しばらくお休みしておりましたが、Jリートの投資信託を取り上げたいと思います。プロロジスリート投資法人(3283)の増資とか大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)の決算発表の件は、時間の都合もあり、明日以降ふれていきたいと思います。また、本日個人的にも短期ポジをいったんクリアにしましたが、その件もまた後日ということにします。

今回は、「eMAXIS 国内リートインデックス」ですが。Jリートを投資対象とし、いわゆる毎月分配型ではないファンドであります。純資産額は、54.58億円ということで、上位は毎月分配金がひしめいている中ですから、規模としては決して大きくはありませんが、非毎月分配金型としては、トップレベルの資産額となります。

ただ、信託報酬は0.42%と低コストとしては、トップレベルであるのとともに、設定来暴落率が97.83%となっており、成績は絶好調であります。それもそのはず、2009年10月というJリートが正念場であった頃に設定され、2012年12月のアベノミクス相場とともに、一気に花開いたという経緯をたどっています。

eMAXIS 国内リートインデックス」月次レポート(9月)
http://emaxis.muam.jp/pdf/geppou/250906/250906_201309.pdf

暴落率97.83%ということで、単純に10,000円だった基準価格が現在20,000円近くになってるわけでありまして、約2倍の上昇率であります。ただ、月あたりで見ても結構値動きのある投資信託であり、8月末に17,005円であった基準価格は、今月はなんと前月比+2,778円で19,783円となっています。

その意味では、結構見ている方も疲れてしまう投資信託かもしれません。ただ、資産が2倍になっているのですから、やっぱり買っておけば良かったということになるでしょう。

そうは言いましても、やはりそこは投資信託という認識もお持ちになっていただくべきかと思います。一例ですが、個人的には、リーマンショック後、投資信託ではなく、個別銘柄のみで運用してきましたが(保有銘柄は、興味ございましたら、上段メニュー「プロフィール」)、最も低い暴落率の銘柄でも現在+94.24%となっており、そのほかは100%台から200%台にはなっていますので、やはり個別銘柄をコツコツを選定して買った方がパフォーマンスは優れたものになるはずです。

ただ、銘柄選定に時間を割く必要がありますので、そういった時間を差し引くのであれば、投資信託で2倍の利益を得るといった考え方も全くもってアリだと考えます。

さて、レポートの内容に戻りますが、9月末の現物組み入れ率が0.30%増えていますので、それだけJリートを買い増したということなのでしょう。また、ポートフォリオですが、日本ビルファンド投資法人(8951)11.78%、ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)9.51%以下続くといったところでして、これは東証REIT指数内の比率に準じているようです。

ちなみに、「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信」というETFがあることはご存知かと思いますが、組入上位10銘柄は、「eMAXIS 国内リートインデックス」とほぼ同じになっています。同じ考えのもと組み入れているからでしょう。「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信」のパフォーマンスも分配金を加味すれば、底値の8,000円から16,000円になっていますから、ほぼ2倍になっているようです。

なので、ほぼ東証リート指数と同じ動きをすると考えてよさそうです。

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