Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付きから引けまでの終始下落し続けました。とは言いましても、日中の値幅は15ポイントにも満たないわけでありますから、いわゆるいつものリート相場としておきたいところです。

また、長期金利は、0.880%に上昇しています。 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130708/fnc13070818160009-n1.htm

 米国の雇用統計が市場予想を上回り、米長期金利が上昇した前週末の海外市場の流れを引き継いで始まった後は、狭い値幅でもみ合った。 市場では「大規模な金融緩和を導入している日本は、緩和の出口を模索する米国よりも金利が上がりにくい」(債券ストラテジスト)との見方が多い。(2014.07.08産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

さて、本日は週初ですので、投資信託を取り上げたいと思います。

Jリート・アクティブファンド」という名前がついているファンドがいくつかあるのをご存知でしょうか。といいますのも、最近7月1日に設定されたのは、日興アセットの「Jリート・アクティブファンド」ですが、名前のとおり、日興アセットがそのノウハウをもとに運用を行うものとなっております。

そのノウハウをもとに、ですからインデックスファンドのように何かのファンドや基準にそのままもたれるとかではなく、運用者の判断によりポートフォリオを組みますということなのでしょう。

このファンドは、いわゆる毎月分配金型となっており、運用開始間もないですが、現在のところの基準価格は10000ちょっととなっております。また、信託報酬は年1.05%です。

さて、ここで他の「Jリート・アクティブファンド」を見てみましょう。

DIAM J-REITアクティブファンド(毎月決算型)」愛称ハッピーオーナーは、その名のとおり、DIAMアセットが運用するファンドですが、毎月分配金を20円支払っておりますが、去年の10月に30円から減額になっています。また、現在の基準価格は、5,983円です。信託報酬は、年1.05%です。

次に、「MHAM J-REITアクティブオープン毎月決算コース」愛称物件満彩は、みずほ投信投資顧問のファンドです。こちらは、毎月分配金を35円支払って、現在の基準価格は7,657円です。信託報酬は、年1.05%です。

まだありまして、「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド」は、現在は月あたり150円の分配金を支払っていますが、基準価格も高く、12,760円です。このファンドは、設定日2012.12.14ということで、とても良いタイミングで開始されているので、この結果となっているものと思われます。信託報酬は、年1.05%です。

以上ですが、毎月分配金以外も含めますと、あと3つはあります。この「Jリート・アクティブファンド」というキーワードはとてもよく使われていることがわかります。

ここまで見てきて分かることは、とてもタイミングよく設定されたフィデリティのファンドを除いては、DIAMアセットもMHAMも基準価格的には、やはりだいぶ戻ったとは思われますが、当初の10000円からは結構下がったままということです。

毎月分配金を支払いながら、基準価格を傷つけないというのは、とても難しいのでしょう。しかも、その毎月の分配金も下落しているファンドも見受けられますし。

とは言いましても、ここで毎月分配型はダメですねえと結論づけるつもりはありません。要は購入時期だと考えるからです。フィデリティの投信にも見られるように、全体の相場が芳しくないときに始まった投信は成績が良いですね。それと同じではないでしょうか。

つまり、基準価格がかなり下落したときに購入した方は、分配金を受け取りながら、基準価格も上がっているはずです。これは、毎月分配金だからこういうデメリットがある、というのはもちろんあるのですが、そこを基本線として、やはり株ですので、いつ何円で購入したか、というところはあるわけです。つまり、安く買って高く売れば、結局は儲かっているということなのでしょう。

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