Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、小高く始まりながらも戻しては上がるといったじり上がりの展開になりました。日中かけて徐々に上昇し、久々の高値引けです。日経平均とは、別の動きとなった点も評価できます。

本日の売買代金は、およそ21,932百万円でした。値上がり銘柄34、値下がり銘柄5、変わらず4銘柄となっています。売買は、4日ぶりに増加となっております。

種別では、オフィス系と商業物流系は、増加。住宅系のみが昨日よりも微減という昨日とはまったくの逆傾向です。

個別銘柄では、日本リテールファンド投資法人(8953)の出来高が急増。昨日決算をリリースしたアクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)と増資を発表した産業リート投資法人(3249)が大盛り上り。

長期金利終値、前日より上昇し0・670%(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140116/fnc14011616570015-n1.htm

 16日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(332回債、表面利率0・6%)の終値利回りが前日比0・010%高い0・670%だった。
米長期金利の上昇などを手掛かりに国債の売りが終日優勢で、利回りが上がった。(2014.01.16産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、昨日は、産業リート投資法人(3249)が増資を発表しております。
http://file.reitdb.com/kaiji/3249/2014/20140115085174.pdf

本募集に係る新投資口発行による増加投資口数 8,884口
本第三者割当に係る新投資口発行による増加投資口数 216口

この増資によりロジスティクスセンターなど8物件を購入します。平均NOI利回り、平均償却後NOI利回りともに、現状の平均値を上回る物件内容とされています。この増資による分配金の予想が以下のとおりです。

平成26年6月期(第14期)及び平成26年12月期(第15期)の運用状況の予想に関するお知らせ
http://file.reitdb.com/kaiji/3249/2014/20140115085186.pdf

平成26年6月期 16,184円
平成26年12月期 16,508円

平成25年12月期が15,958円でしたから、分配金が順調に増える増資ということになります。

こちらの産業リート投資法人(3249)は、三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社が運営会社となっておりまして、毎回分配金が増える増資を繰り返してきた投資法人であります。本当にこのあたりの上手さはいつも投資家の期待値を超えてきた法人の一つではないでしょうか。

豪腕といいますか、パワーリートといった印象です。個人的には、リーマン後に18万くらいで何口か持っていた時期もあり、地団駄を踏まざるを得ないわけですが、こうして分配金の期待に応え続けることで、投資口価格もついてくるといった好例の一つです。

実際本日のところは、この増資を好感した+2.41%の上昇となっており、今後も資産規模を拡大させながら、分配金を向上させるというようなことが期待されてよい投資法人です。ただ、リーマン後は少なくとも18万あたりまで売り込まれたということもありますので、長い目で見たときの慢心はないようにと心がけながら、ということになるものと考えます。

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