Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、前場から一貫して右肩下がりに下落しました。13:00に1590どころまで下落したところで、日銀による買入れを意識したのか、いったん下げ止まって1600の大台を若干割る形で引けました。
※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

さて、本日は、ETFの買い入れが216億円あったようですが、リートの買い入れはなかったようです。まあ、下げたといっても△20程度ですから、これでリートは終わったとか、終わってないとかの議論は時期尚早と考えます。

なお、本日は、スターツプロシード投資法人(8979)が公募増資をリリースしていますが、ブルームバーグの記事もしくは2月頃から当ブログをお読みいただけている方にとっては、すでに報道済みであったわけですから、やっときたかという程度のことかと思います。

[過去記事]
スターツ投資法人、賃貸物件100億円取得を計画:ブルームバーグ

募集投資口数 37,000口

現在の発行済投資口総数は107,977 口ですから、このリートにとっては結構規模の大きい公募増資となります。

この増資により総額9,540,300千円の物件を購入しますので、事前に報道があった100億円という額に間違いはなかったということになります。まあ、インタビューに答えているのが、いわゆるトップですから、当然といえば当然です。

物件に関しては、すべて「親」であるスターツGからの取得となっています。ここは良くも悪くも「親」次第なところですから、こちらのホルダーは覚悟済みでなくてはなりません。スターツG自体は業績も良いですから、今のところはある程度の安心感はあるのですが。まあ、変な物件が突っ込まれてこないかは見ておく必要があろうかと思います。

さて、この公募増資によって平成25年10月期(平成25年5月1日~平成25年10月31日)の分配金が上方修正されています。4,000円から4,300円増額修正となったわけですから、既存の投資家としては、いったん胸をなでおろしたところでしょう。

ただ、こんなに上がるんだというくらい上がっている印象ですから、3/27にリリースされた稼働率の向上(97.4%)と金利の状況も併せてということなのではないでしょうかね。

いずれにしろ、ここまで分配金が上がる以上、ケチをつけにくい公募増資ではないでしょうか。

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