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本日の東証リート指数は、前場から後場にかけて、引き続き前日比プラス圏内で推移しておりましたが、引け際に下落した先週末とは異なり、急上昇。前日比+19.83。

全体としては、上昇銘柄44、下落銘柄7、変わらず2となりました。個別銘柄では、主要銘柄の日本ビルファンド投資法人(8951)+0.72%と指数なり。ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)+3.34%となるなど、先週弱かった住宅系リートが上昇。

東証リート指数 1786.31(前日比+19.83)
日経平均 20,548.11(前日比-37.13)
TOPIX 1,659.60(前日比+0.08)

長期金利、やや上昇し0.410%(産経ニュース)
http://www.sankei.com/economy/news/150803/ecn1508030018-n1.html

 週明け3日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(339回債、表面利率0.4%)の終値利回りが前週末より0.005%高い0.410%だった。

4日の10年国債の入札を控え、様子見ムードも強い中で持ち高調整の売りが優勢となり、利回りは上昇した。(2015.08.03 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日は以下のニュースをご紹介したいと思います。

訪日外国人が東京ホテル稼働率を21.7%押し上げ、三井住友トラスト基礎研(ケンプラッツ)
http://www.smtri.jp/report_column/report/2015_08_03_2112.html

訪日外国人による国内ホテル市場へのインパクトを推し量るため、訪日外国人の増加によるホテル稼動率の押し上げ効果を推計した。韓国・台湾・香港・中国という4カ国・地域からの訪日外国人について、東京都・大阪府・北海道・福岡県の4エリアの稼働率に与える影響を推計したところ、東京都で21.7%、大阪府で15.6%、北海道で5.0%、福岡県で11.3%という押し上げ効果があった。日本政府は2020年までに訪日外国人を年間2000万人に増やしたいとしており、これを近く達成できるとの予想になっている。しかし、東京都・大阪府・福岡県といった地域では、ホテル客室数(供給)と訪日外国人(需要)の需給バランスがすでに逼迫している。(2015.08.03 ケンプラッツ)

このニュースを受けてかはわかりませんが、本日のホテル系リートは、星野リゾート・リート投資法人(3287)+2.80%ジャパン・ホテル・リート投資法人(3985)+3.24%とほかの銘柄に比べても高水準に上げております。

ホテルリートというのは、リートの中でも景気に敏感な部類に入るものかと思います。ジャパン・ホテル・リート投資法人(3985)の一部のホテルでは、業績に連動した家賃となっており、ホテルの業績が分配金に反映されやすくなっております。

このことからも、景気がよくなっていく過程においては、なんとも夢のあるリートとして、以前から個人的に書いておりますが、好きなリートではあります。とはいいましても、逆もまた逆という面も持っておりますので、ジャパン・ホテル・リート投資法人(3985)がそもそもリーマン不景気の影響で2つのホテル系リートが合併した法人であることも忘れてはいけないところかと思います。

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