40歳未満の中古住宅購入者に最大65万円を補助とのこと。中古マンションの価格が上昇しているので、いくぶんか助かるのでは。 https://t.co/Gi2JsY9sKt
— tisan (@jreit_org) 2017年1月13日
2017年2月から、国土交通省は住宅ストック循環支援事業の一環として、40歳未満の人が中古住宅を購入してリフォームを行う際に最大65万円を支援する制度の申請受付を開始する。
このような記事を目にして、思わずマジかと目を見開いてしまいました。年齢がギリギリ過ぎたじゃん! と苦笑してしまいました。
いつの時も境界線の真ん中にいる人は、股裂きみたいになって損しますね!
気になる補助条件
とまあ、自分のことはいいのですが、40歳未満の方々には朗報です。購入時にインスペクション(住宅診断)を実施し、既存の住宅売買瑕疵保険に加入することが条件になりますが、インスペクション費用の補助で、5万でるようですし、エコリフォーム(省エネリフォーム)と合わせて最大50万円を補助とのこと。更に耐震改修工事を行う場合は、合計で最大65万円を補助となるようです。
ん、インスペクターが一番儲かるのでは、なんてことも少し思いつつ、まあ、われわれ購入者としても、購入前に住宅診断を受けることができるのは、悪くないですね。
先日も少し話題にしたのですが、中古マンション価格は順調に上昇していますし、この先株価がさらに上昇するなら、さらに高騰することもあり得るのではと思います。ですから、もともとマンション買う予定だったよ、といういわゆる若者はぜひ税金を取り戻そう、といったことですね。
中古マンション価格が在庫と株価に影響を受けるという説が正しければ、トランプ相場が株価を押し上げれば、中古マンション価格も押し上げられることに。そして、在庫も積まれ、また売られという循環。 : NIKKEI STYLE https://t.co/M58phxK0mS
— tisan (@jreit_org) 2017年1月12日
ちなみに、インスペクションって何? という方は、以下のインスペクター協会のホムペをどうぞ。
だいたいの基本相場は、5~7万と言われているようですが、インスペクションがもっと普及すれば、インスペクターも増えて、競争が働き、安くなっていくかもしれません。
なお、もう一つの条件、住宅売買瑕疵保険への加入ですが、こちらも以下の国土交通省のホムペをどうぞ。
ちょっとなんだか面倒臭そうですか? なお、記事によると、「業者が中古住宅購入者に代わって事務局に申請して補助金を受け取り、その分工事代金が安くなる。」ということですから、工事業者が代わりにやってくれるとかのようです。
うまい話の裏も考えよう
うまい話には、かならず裏があるといいますが、今回の場合もうがった見方をしてみます。例えば、50万の補助金をもらえるとして、5~7万は、インスペクターへと通過、いくらかかるかがちょっと不明なのですが、住宅売買瑕疵保険の保険料も通過、あと、代行申請してくれる業者も手数料として、リフォーム代とかにちょっと乗せてくるかもしれませんから、注意が必要です。
いったい購入者には、実質上、何円の補助金が来るのでしょうか? 利用にあたっては、要確認ですね。こういうのは、まずリフォームまでの価格交渉をやり切った後に、そういえば、こんな補助金もあるよね、と持ち出すとかがいいかもしれません。人を疑いすぎでしょうか。
また、なぜ国がこのような補助金を創設してきたですが、過去より日本人は新築が好きすぎて、中古の家々があるにもかかわらず、新築を建てるというスタンスが強いですね。最近問題になっているのが、増加する空き家問題です。
中古市場を活性化させて、いまある空き家をリフォームし、できるだけ人に住んでもらった方が、空き家の崩壊だとかの危険性や結局行政が撤去なんていうリスクも回避できる。そんなことで、先日家賃補助の話題も取り上げましたが、賃貸でも中古住宅購入でも補助金を出して、なんとか古い家に住んでもらおうとしています。
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