Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付き後30分で14ポイントほど上げると、その後はほぼたいした息切れもなく、ジリジリと値を上げる展開となりました。1397.75で7月16日以来の1400台目前で引けました。

値上がり銘柄41、値下がり銘柄0、変わらず0銘柄となっています。2日連続の全面高ですね。また、本日の売買代金は、22,809百万円程度でした。これを超える商いがあったのは、6月からの戻り相場でこのあたりの天井1412をつけた7月12日以来です。

オフィス系と住居系は昨日に引き続き盛り上がったわけですが、相変わらず物流系は投資口価格こそ上げていますが、日本プロロジスリート投資法人(3283)を除き、しんみりとした商い状況になっています。産業リート投資法人(3227)は、昨日よりも静かになっています。

個別銘柄では、ジャパンエクセレント投資法人(8987)+5.49%がトップ上昇率ですし、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)も出来高とともに続伸です。また、ジャパンホテルリート(8985)は引き続きの高商いとなっています。

長期金利終値は0・730%に低下(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130910/fnc13091017250010-n1.htm

 10日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(330回債、表面利率0・8%)の終値利回りが前日より0・020%低い0・730%だった。
朝方は売りが先行したが、財務省が実施した30年債入札が無難な結果となった後は、買いが優勢となって利回りは低下した。(2013.09.10 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

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さて、本日も日経平均はオリンピック祝賀ムードに包まれたとのことですが、東証リート指数も続伸による平均配当利回りが3.89%に低下しております(japan-reit.comによる)。

昨日も書きましたように、ここからの水準は、オリンピックという観点のみからこれ以上過度な何かを求めるというのは難しいところと考えております(のみでない上げはあるかと)。

本日は、不動産株も引き続き元気でしたし、その意味でも雰囲気はよかったでしょうが、多少意識されて良いのが長期金利の低下であります。この点は、材料とは言われておりませんので、そのとおりなんでしょうが、最近スプレッドが拡大しておりましたので東証リート指数としても、本来はまだもう少し買われても理不尽ではないことになります。

なお、オリンピックという点では、直接の恩恵を受けると思われるジャパンホテルリート(8985)が本日は+1.08%程度の上昇にとどまっていますし、日経新聞に早くも五輪との関係の記事が出てしまいました。

REITにも五輪追い風 東証指数1ヶ月ぶり高値(日経新聞)

不動産投資信託(REIT)全体の値動きを示す東証REIT指数が9日、およそ1ヶ月ぶりの高値を付けた。2020年の東京五輪開催が決まったのを受け、不動産市況が上向くとの期待が強まり、足元で出遅れ感が出ていたREITに買いが波及した。オフィスビルやホテルに投資するREITの上昇が目立つ。(2013.9.10日経新聞朝刊)

そのほか、記事によるとトップリート投資法人(8982)の保有する物件が晴海にあることがあげられ、波及効果が期待できるという?な記載も見られましたが、Jリート全体の相場に関しては、外国人の買いが流入するのではないかといったところは、なんとも興味深い点かもしれません。

外国人投資家は、4月に大量に買い越して以来、大幅には売ってはいませんが、ちびちびとは売っていましたので、その分の買い戻しくらいはあるかもしれないと思わず期待してしまうわけであります。

ただ、今年の4月から5月にかけてのいつか来た登り坂→崖に差し掛かっているのか、このあたりから冷静さを取り戻して歩調を整えるのかは見ておきたい点であります。

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