Real Estate Investment Trust
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週末の東証リート指数は、場中久々の右肩上がり相場でした。上がり続けてほぼ高値引けの1500ポイント回復。

本日の売買代金は、およそ24,912百万円でした。値上がり銘柄31、値下がり銘柄2、変わらず0銘柄となっています。住宅系2銘柄を除くほぼ全面高です。

個別銘柄では、旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8951)ともにまあまあの売買でした。かといって水準としては、普通レベルとも言えます。本日は、日本プロロジスリート投資法人(3283)フロンティア不動産投資法人(8964)などの商業物流系が昨日に引き続き比較的強かった印象です。

また、japan-reit.comによる大量保有情報ですが、以下のとおりです。
コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282) 三井住友信託銀行株式会社など

国債先物は反落、長期金利0.635%に上昇(ロイター) http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPL3N0L320S20140129

現物債は総じて利回りに上昇圧力がかかったが、先物同様に押し目買いもみられたことから、利回りの上昇幅は限られた。また、米緩和縮小ペースに対する思惑が交錯する中、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の金融市場を見極めたいとして、模様眺めとなる市場参加者もみられた。28日のオバマ米大統領の一般教書演説は材料視されなかった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp上昇の0.635%。(2014.01.29 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日は、JリートにおけるヘルスケアREITの続報です。政府は6月をめどに、REIT投資の対象となるヘルスケア施設の建設や取得、運用に関しての留意点、資産価値評価などを整理したガイドラインをとりまとめ、これにより同REITの第1号組成を年内にも実現させたい考えがあるとのことです。

介護施設を投資対象に 「REIT」育成 政府主導、民間資金を活用(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140129/plc14012908190007-n1.htm

 政府は6月をめどに、REIT投資の対象となるヘルスケア施設の建設や取得、運用に関しての留意点、資産価値評価などを整理したガイドラインをとりまとめる。施設取得のモデル事例も紹介する。
ヘルスケアREITを活用すれば、事業者は施設を所有することなく、サービスだけに専念できる。このため、資金面での参入障壁が低くなり、施設の供給促進が進む効果も期待できる。すでに、三井住友銀行が昨年10月、同REIT立ち上げのための新会社を設立。このほかの金融機関などでも参入の検討が進んでいる。(2014.01.28 産経ニュース)

記事にある三井住友銀行の他、新生銀行やケネディクス、大和証券GもヘルスケアREIT立ち上げのために動いていると言われています。

また、6月めどにガイドラインをとりまとめるとの情報が出てきましたが、ということは、JリートにおけるヘルスケアREIT第1号の上場は、早くて夏から秋冬にかけてということになりそうだということでしょう。

オフィスや商業、物流施設などと異なり、その施設では、人に対するサービスが行われているという点では、慎重に考えなければなりませんので、時間がかかるというのは当然のこととも言えます。

[過去記事]
大和証券オフィス投資法人がヘルスケア特化型のREIT組成リリース。
今週の種別リート(REIT)指数、大幅下落も先週の上昇幅は超えず。老人ホームリートの報道も。
新生銀行が老人ホーム専門REIT、14年度にも上場する件

ちなみに、一部REITには、すでに一部組み込まれています。もうまもなく上場されるヒューリックリートにも一部組み込まれているので、ここでいうヘルスケアREITというのは、ヘルスケア系に特化したREITということになります。

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