Real Estate Investment Trust
manshon
 

本日の東証リート指数は、寄り付きから押される展開。一時1871.68まで下落しましたが、引け際30分での挽回で、前日比-10.47。

全体としては、上昇銘柄12、下落銘柄36、変わらず3となりました。個別銘柄では、日本ビルファンド投資法人(8951)-0.33%など主要銘柄の値動きは指数なり。平和不動産リート投資法人(8966)-3.71%など個別に大き目下落はありましたが、おおむね1%未満の下落幅。

東証リート指数 1880.78(前日比-10.47)
日経平均 20,472.58(前日比+35.10)
TOPIX 1,661.33(前日比+1.76)

国債先物は大幅続伸、長期金利は1週ぶり0.385%に低下(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0YI2GM20150527

現物市場も堅調。受渡ベースで月内最終売買日を迎えて、年金勢などから年限長期化需要に絡んだ買いが長期・超長期ゾーンなどに入った。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同3bp低い0.385%と5月20日以来、約1カ月ぶりの水準に低下した。(2015.5.27 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、現物不動産投資ブログの話題かとは思いますが、先日以下の記事が某物件検索サイトに掲載されておりました。

投資用一棟マンションの表面利回りが過去最低に。(楽町新聞)
http://www.firstlogic.co.jp/wp-content/uploads/2015/04/firstlogic_press_201505.pdf

投資用一棟アパート、マンション、区分ともに、利回りグラフが示されていますが、どれも利回り低下傾向が続いています。昨年までの現物不動産投資界の雰囲気ですと、あたかも物件が飛ぶように売れていくといった感じであったようですが、最近では、さすがに物件価格が上がってきたということが今回の記事のように、周知の事実となってきたことから、そろそろ買い控え状況がみられるようになってきた、不動産仲介も割とヒマになってきたとの声も聞こえるようです。

つまり、ちょっと前までは、売り手優位であった市場が、最近では、さすがに書い手も高騰する物件価格に眉をひそめるようになったということもあろうかと思います。そんな危機感からでしょうか、先週の全国賃貸住宅新聞の1面記事には、不動産大手が海外投資家に国内不動産を売るための現地法人を海外に次々と設立しているとの情報が載っていました。

このような不動産会社の動きについては、何も知らない海外投資家をひっかけに行っているとみるのか、国を売りに行っている節操のない人たちと見るのか、いろいろな見方はあるのだと思うのですが、まあ、リート投資家としても、そんな状況があるというくらいには、気にかけておく必要はあるのではないかと思います。

現物不動産投資は、経営であり、リート投資は、よほどのプロの方以外にとっては、やはりあくまでファンドマネジャーである投資法人の動きを評価するほかない投資信託そのものの投資だと、個人的には思っていますし、次元の異なる話なんだと。

ですが、景気や相場全体の長い目で見た流れみたいなことを考えるときには、非常にこの現物不動産の状況を少し見ておくのも欠かせないことかと思っています。

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