Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付き後は前場をかけて下落し続けました。後場は日経平均を横目にいくぶんか戻しましたが、半戻しにも至らず。久々に20ポイント近くの値幅でした。

本日の売買代金は、17,493百万円でした。昨日よりも3,000百万ボリュームが膨れましたが、銘柄ごとに強弱がついた形になっています。旗艦である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)のうち後者はまあまあ、前者はまだまだといった大きさです。

個別銘柄では、先々週末に増資をリリースした東急リアルエステート投資法人(8957)が昨日よりもさらに大商いである2,375百万円でした。昨日引け際にまとまった売りが出ましたが、本日の寄りでは逆にまとまった買いが入っています。

ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)は、2,227百万という唐突な大商いにより3%ほどの下落です。逆にトップリート投資法人(8982)グローバル・ワン不動産投資法人(8958)が驚きの低売買となっています。両方とも、リーマンショック当時は、一流リートでありまして、雑誌でもオススメとして取り扱われるリートでありましたから、この低調ぶりは感慨深くもあります。両方とも銀行が主なスポンサーという。。。

ちなみに、そろそろシリーズ化してきましたが、星野リゾート・リート投資法人(3287)が上場来の低商いを更新しています。

長期金利、やや上昇し0.780%(産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130806/fnc13080616490009-n1.htm

 6日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(329回債、表面利率0.8%)の終値利回りが前日より0.010%高い0.780%だった。
朝方は東京株が下落した局面で買いが入る場面があったが、午後になって株価が上昇に転じると売りが優勢となり、利回りが上がった。(2013.08.06産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

さて、本日は、ニューストピックスですが、早稲田大学大学院ファイナンス研究科 川口 有一郎教授の研究チームによる研究成果を実用化した『MFI J-REITスタイルインデックス』が2013年8月5日より配信開始されるというニュースであります。

国内初のJ-REIT市場動向指標『MFI J-REITスタイルインデックス』、金融情報サービス「Astra Manager」から配信開始 ~指数対象銘柄群を投資スタイルに細分化~(財経新聞)
http://www.zaikei.co.jp/releases/117473/

当指数は、以下の3つのカテゴリーに分類され、投資スタイル別の時価総額の変化の程度を表します。
1.資産タイプ別指数
2.統計ファクター別指数
3.スポンサー別指数
当指数を活用することにより、投資法人が保有する資産の用途、時価総額、スポンサー属性の違いにより生じるJ-REIT価格の動向の違いを把握することが可能になります。

「Astra Manager」というのは、どうやら機関投資家ご用達の有料的な情報システムでありまして、22の指数で構成されているもののうち、我々一般投資家が見ることのできる指数は、指数の運用をしている株式会社市場予測研究所(MFI)というホームページで見ることのできるJ-REIT STYLE INDEXという指数なのですが、この指数が何を意味するのかはよく分からないところです。
http://marketsforecast.co.jp/styleindex.html

株式会社市場予測研究所(MFI)は、早稲田大学インキュベーションセンターに籍をおくテクノロジー系シンクタンクとのことで、不動産・金融(REIT)市場におけるインデックスの構築、同市場の予測及び新しいリスク管理手法の提供等を行う会社であるそうです。

一般投資家にも指標を提供するようなサービスを期待したいところです。

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