Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、前場こそヨコヨコのまま推移しましたが、後場に上昇し、前日比+6.28。

全体としては、上昇銘柄29、下落銘柄21、変わらず1となりました。個別銘柄では、ヒューリックリート投資法人(3295)+1.50%日本プライムリアルティ投資法人(8955)+4.03%と強い。

東証リート指数 1872.34(前日比+6.28)
日経平均 20,569.87(前日比+6.72)
TOPIX 1,678.56(前日比+4.91)

国債先物は反落、長期金利0.400%に上昇(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0YN1S820150601

現物債は超長期・長期債利回りに上昇圧力がかかった。前営業日に利回りが低下していた反動に加え、入札に向けた業者の持ち高調整が優勢になった。中期ゾーンもさえない。日銀の国債買い入れオペは、残存10年超25年以下の利回り格差水準が市場実勢対比で若干強い結果となった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp高い0.400%に上昇。(2015.06.01 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、昨日もお伝えしましたが、サムティ・レジデンシャル投資法人(3459)が新規上場となります。

サムティ・レジデンシャル投資法人が6月30日東証上場へ(japan-reit)
http://www.japan-reit.com/meigara/3459/topic/2015/2353

サムティ・レジデンシャル投資法人が6月30日東証に上場する。スポンサーのサムティはジャスダックに上場しており、関西を中心にマンションの開発やファンド事業を行う。投資法人の主要な運用対象はレジデンスだが、長期的にはホテルやヘルスア施設を20%以下で組み入れる方針。上場時のポートフォリオはレジデンス28棟、資産規模は305億円、平均鑑定NOI利回りは5.6%。投資地域は首都圏25%に対し地方都市75%と、地方の投資割合が高い。従って減価償却費が物件取得価格に対する割合が高くなるため、一定の条件の元で利益超過分配を行う方針。(2015.05.29 japan-reit)

サムティ(3244)は、この上場が好感され、本日も続伸となっています。このサムティ(3244)という会社は、個人的にもリーマンショックの頃から投資しておりましたので、そのかじ取りを楽しみにしています。

そもそも、サムティ(3244)は、今でこそイケイケな好調不動産会社に映りますが、私が投資していたリーマンショック冷めやらぬ頃には、株価2万で買えましたから、そのあたりはタイミングで一変しますね。

とはいいましても、サムティ(3244)自身は、その頃バタバタと倒れていたデベ系会社と異なって、割とインカムの賃貸収入で頑張っていたらしいですから、個人的には、割としっかりとした印象もあります。

さて、記事にもありますとおり、利益超過分配を行う方針とのことです。減価償却費が物件取得価格に対する割合が高くなるため、としていますが、要は、首都圏に比して、地方は土地が安いので、建物価格が多めになるということです。

地方都市に75%投資するということで、ここでいう地方とは、首都圏以外はみんな地方だみたいなことですことですね。まあ、ちゃんと需要のある地域で投資をすれば、首都圏であろうが、地方であろうが、よいパフォーマンスがあがるのが、不動産投資ですから、問題はなかろうかと思います。

ただ、ひとたび不景気のサイクルに入ると、地方物件の方が価格が下がりやすいかと思いますので、投資法人としても、景気の悪くないいま、高値づかみしないことがミソかと思われます。

平均鑑定NOI利回りは5.6%。こういう地方マンションリートは、リーマンショックから2,3年後とかに上場していたら、スゴイ利回りリートなんかになっていたことでしょうが、まあ、そんな頃に上場しても投資金が集まらないでしょうが。

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