Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、小高く始まったあとは、戻り歩調の前場となりましたが、後場はほぼ右肩上がりの相場となりました。

本日の売買代金は、およそ27,981百万円でした。値上がり銘柄39、値下がり銘柄4、変わらず1銘柄となっています。

個別銘柄では、グローバル・ワン不動産投資法人(8958)が+4.95%、ケネディクス・オフィス投資法人(8972)が+3.91%、ジャパンエクセレント投資法人(8987)が+2.20%とオフィス系でいくつか大幅上昇となっています。オフィス系の売買金額は、160億と先週末から200億を超えていたのからすると、本日は減少しています。

国債先物は大幅反発、長期金利0.615%に低下(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0MT1JQ20140401

現物債も同様な展開。とくに長いゾーンの利回りが大幅に低下。きのうまでの調整を経て、銀行勢を中心にまとまった規模での押し目買いがみられた。3月日銀短観については、物価を基軸にした日銀の金融政策運営のため、円債市場にはほとんど影響がみられなかった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2.5bp低下の0.615%。(2014.04.01 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→
※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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Jリート市場は宝の山

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さて、先週から取り上げております伊山氏著「Jリート市場は宝の山」の続きであります。

引き続き第2章ですが、96ページあたりからは、個別銘柄の評価をしてみえます。あくまで2010年当時の状況をベースにしていますから、現在はまた状況が変わっていますので、その評価自体、その点を考慮して読むことが必要と思います。

つまり、書いてある評価が2014年のいま、正解だったかどうかという評価の結果ではなく、氏の銘柄評価の手法といいますか、至るまでの思考法を参考にしていただくのがよろしいかと思います。

途中で氏は、その投資手法の一つとして、「追い込み」という言い方をされていますが、評価の結果、投資適格な水準にあると判断される銘柄について、確信を持って、例え投資口価格が短期的に下落したとしても、追い込むように買い込んでいくということであります。

これは、個人的にもリーマン後のJリート投資においては、多用しておりました考え方でありましたから、氏の表現によって改めて考え方が整理されたように感じたものです。

実際、当時は、8%とか10%とか、14%とか、といった高利回りとなっている銘柄が散見されておりました。ここでは、潰れると思えば買えないわけですが、潰れないと判断すれば、あとは高利回りにまかせて買うのみでありました。高利回りにまかせて買うとは、例えば配当利回りが年10%であれば、年10%投資口価格が下落しても構わないと考えながら買うということであります。

このことは、現在でも使えるところでありまして、配当利回り4%であれば、年4%投資口価格が下がっても良いとして、下落後の投資口価格を計算した上で、買うか買わないかということを考えるということです。さらには、チャートと現在の市況等を眺めながら、その投資口価格まで下落する可能性があるのかどうか、いつまでなら耐えうるのかといったことを考えます。

ただ、ここで重要なのは、前回の記事のメインテーマでありました分配金の安定性であったり、将来性であったりというところの銘柄評価は前提でありまして、その点で合格と言える銘柄を買うときに「追い込む」ということなのであります。

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