Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、日中久しぶりにほぼ右肩上がりの相場となりましたが、続落後の反発として考えたときは、いまだ特異な展開ではありません。

本日の売買代金は、およそ22,429百万円でした。値上がり銘柄35、値下がり銘柄9、変わらず0銘柄となっています。

全体的には、オフィス系銘柄の上昇が目立ちました。ケネディクス・オフィス投資法人(8972)は、下落していますが、そのほかのオフィス系銘柄は強かったように思えます。先週末に発表された東京5区の賃料が2ヶ月続けての上昇となったことの影響でしょうか。

国債先物が小幅続伸、10年最長期国債は出合い難(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0N61NX20140414

週初で手掛かりに欠く中、15日に5年債入札を前に、取引手控え感が強かった。6月限の日中出来高は1兆2839億円と2013年12月25日以来の低水準。現物市場は閑散。日銀オペで需給の底堅さを確認した超長期ゾーンに押し目買いが観測されたが、5年債入札を控えた中期ゾーンの重さが目立った。10年最長期(333回債)国債利回りは出合い難。(2014.04.14ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日は、何週かどばしてしまいましたが、週初ですので、リートの投資信託に関することにふれたいと思います。まずは、リートだけのことではありませんが、モーニングスターに以下のような投資信託に関する記事がありました。

ゼロから分かる投資信託「基準価額って高いほどいいんでしょ?」(モーニングスター)
http://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2014/2q/MFA120140403.html

この点、リートの投資信託も含まれるわけですが、いま基準価格が高いからといって、その先も高くなっていくというわけではありませんので、留意が必要になろうかと思います。重要なのは、その投資信託がいつ設定されたかというところではないでしょうか。

投資信託というのは、特にインデックスなんかはそのまま当てはまるかと思うのですが、ちょうど市況が悪から良に切り替わる寸前のところで設定されたものは、やっぱり基準価格上有利なのは間違いありません。しかも、水準が切り替わる前に設定されたものは、水準が切り上がった後には、基準価格も切り上がっていることは当然かと思います。

どんなに優秀なファンドマネジャーがついていたとしても、ちょうど市況が悪化する直前に設定された場合には、やはり基準価格は切り下がっていても、それはやむを得ないでしょう。

それは、普通の株式でも一緒です。今の株価が高いからといって、買いとは限りませんから、それと同じだと考えます。ましてや、株式の場合は、あの会社が活動している市場はこれからも伸びるから、経営者があの人だから、強い株について行けというアノマリーなどなど、あるわけですが、投資信託の場合は、そのあたりの事情も異なるので、いま基準価格が高いから、低いからというのが、一概に言えないのだと思っています。

高分配で人気の米国リートファンド、代表格「ゼウス」に死角はあるか?(モーニングスター)
http://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2014/2q/MFA120140408.html

なので、このような記事には、なんとも言えなくなってしまうわけですが、投資信託といえども、やはり株式と一緒で、いつ買って、いつ売るのかというところは大きな要素だと思うだけに、個人的には、難しさを感じざるを得ないと考えています。それは、リート系に多い毎月分配金型投資信託にしてもしかりです。

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