Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付きから上昇して始まり、1日を通してほぼバタバタと上げていく相場となりました。バタバタと申しましたのも、なめらかに上昇する動きではなく、上がっては押し戻され、上がっては戻されながら上昇していく動きであったからですが、結果的に久しぶりに日銀の買い入れがなかった日となりましたね。
※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

週初としましては、事前の下馬評どおり、長期金利の動きも落ち着いておりましたし、大型のREIT投信が販売を再開する予定ということからくる、個人マネーの回帰思惑からか、40ポイント以上戻す展開でした。もう少し大人ふうの箸の上げ下ろしをしていただいても良いかもしれませんが。

さて、その大型リート投信の販売再開についてですが、毎週月曜日は、投資信託の記事にしたいと思っていますので、先日の日経新聞でも取り上げられていました、三井住友トラスト・アセットマネジメントのJ-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)をとりあげたいと思います。

この投資信託は、リートの急上昇とともに、買い付けを停止していましたが、29日から再開すると発表しています。投信設定日は、2005年1月17日です。

2013年4月30日付けでマンスリーレポートが出ています。投資対象の種別ごとの数値を見てみますと、オフィス系が18.9%ということで、これは一般的なのですが、個別銘柄ではアドバンス・レジデンス投資法人(3269)がトップの組み入れ銘柄となっており、大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)なんかも結構保有しているようです。

また、上場されてからまだ日の浅いアクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)も7.3%の組み入れ率となっています。

投資信託全体としては、4月に約250億円の売り越しとなっており、日本ビルファンド投資法人、ジャパンリアルエステイト投資法人を売却しています。両銘柄とも、配当利回りが2%前半となっています。

さて、本投資信託は毎月分配型であり、毎月65円の分配金を出しています。基準価格は、9000円弱であった4月末から、8,010円へと下落しています。このことは、逆もまたしかりであり、毎月分配型の投資信託といえども、買い時と売り時によっては、キャピタル面の収益・損失を得るということを表していますね。

後から言ってもしょうがないのですが、個人的には、昨年まで毎月分配型であるリート型投資信託に投資しておりましたが、すべて売却し、海外のリートに乗り換えておりましたので、今年に入ってからの回復ぶりには苦笑するほかありませんでした。こればかりは、結果ですので、難しいところです。

毎月分配型については、賛否両論ありますが、途中の推移はどうあれ、基準価格が上昇して買値に対して多くの利益が出てしまえば、投資としては正解なのでしょう。その意味では、分配金を毎月享受しながら、基準価格の上昇を待つといった行動が正解となる投資期間もあるはずです。

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