Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、日中上下を繰り返しながらジリ上がり。前日比+8.45。

全体としては、上昇銘柄29、下落銘柄23、変わらず1となりました。個別銘柄では、主要銘柄である日本ビルファンド投資法人(8951)+2.09%コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)+3.59%となる一方で、積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人(8973)-1.57%など、住宅系リートの一角で出入りが別れました。

東証リート指数 1587.79(前日比+8.45) +0.54%
日経平均 18,026.48(前日比+60.78) +0.34%
TOPIX 1,462.24(前日比-0.17) -0.01%

9月10日 ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278) 平成27年度7月決算発表
http://www.kdr-reit.com/news/kdr_7th_tanshin.pdf
9月11日 東急リアル・エステート投資法人(8957) 平成27年度7月決算発表
http://www.tokyu-reit.co.jp/material/pdf/kessan/2015.09.11_J.pdf
9月11日 森ヒルズリート投資法人(3234) 平成27年度7月決算発表
http://www.mori-hills-reit.co.jp/LinkClick.aspx?fileticket=1tsFN4Aw7ls%3d&tabid=36&mid=409
9月11日 イオンリート投資法人(8957) 平成27年度7月決算発表
http://www.aeon-jreit.co.jp/ir/pressrelease/pdf/ARP-CS3k.pdf

今週の統計関係ですが、8月の首都圏新築マンション発売が発表されていますので、ご紹介します。

首都圏新築マンション発売、8月23.7%増 2カ月連続プラス(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14IDC_U5A910C1TI1000/

不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表した8月の首都圏の新築マンション発売戸数は2610戸と前年同月と比べて23.7%増えた。2カ月連続の増加で、引き続き大型物件の供給が寄与した。9月の発売戸数も3千戸後半から4千戸と前年実績を上回る見通しだ。前年同期に増税の影響で落ち込んだ反動が大きい。(2015.09.14 日経新聞)

国債先物が続落で引け、長期金利は一時0.380%に上昇(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/2015/09/15/idJPL4N11L2CA20150915

現物市場は軟調。日銀の追加緩和見送りで中期ゾーンに銀行勢とみられる売りが出たほか、長期・超長期ゾーンに短期筋から入札に絡んだ調整売りが出た。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同2.5bp高い0.380%と9月4日以来の水準に上昇した後、0.375%で推移。(2015.09.15 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日は、Jリートを組み入れ銘柄とするETFをご紹介します。各ETFの組み入れ比率をそれぞれの運用会社のホームページにおけるレポートから手作業で計算しました(NEXT FUNDSは、レポート掲載のデータをそのまま使用)。

見比べていただくと分かるのですが、各ETFともに、おおよそにおいて組入れ比率は似通っています。ということは、日々の相場において、そんなに異なる動きをするわけではないと思われますので(8月のパフォーマンスも似たり寄ったりです。)、選択の基準としては、信託報酬の安さと上場からの長さかと考えます。

信託報酬は、上場から日の浅いETFの方が安いですが、一方で、上場から長く運用を続けてきた実績というのも重要な点かと思われます。

あと、計算していて気づいたのは、どのETFもだいたい50前後の銘柄を組み入れて分散を図っておりますが、いわゆる複合・総合型のリートの組み入れ比率が3割弱ありますので、その中の比率も分かるとよいのですが、数が多いので至難なところです。

また、なんだかんだいっても、オフィス特化型のリートの組み入れ比率が高くなっていますが、銘柄数としては、少ないのに1銘柄あたりの時価総額が大きいということで、このあたりの値動きからの影響も少なくないことになります。

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343) 野村アセットマネジメント株式会社
上場日:2008/9/18
信託報酬:0.32%以内
分配金基準日:2月、5月、8月、11月の各10日

上場インデックスファンドJリート隔月分配(1345) 日興アセットマネジメント株式会社
上場日:2008/10/21
信託報酬:0.30%以内
分配金基準日:奇数月の各8日

NZAM 上場投信 東証REIT指数(1595) 農林中金全共連アセットマネジメント株式会社
上場日:2014/3/7
信託報酬:0.248%以内(税抜
分配金基準日:1月、4月、7月、10月の各15日

MAXIS Jリート上場投信(1597) 三菱UFJ投信株式会社
上場日:2014/2/25
信託報酬:0.25%以内(税抜)
分配金基準日:3月、6月、9月、12月の各8日

SMAM 東証REIT指数上場投信(1398) 三井住友アセットマネジメント株式会社
上場日:2015/3/25
信託報酬:0.22%
分配金基準日:3月、6月、9月、12月の各8日

全組入銘柄 公開データなし

このように、似たり寄ったりのETFたちですが、オフィス系リートとか住宅系リートを集めたETFというのも考えてもいいのかもしれません。ただ、最近は1つの投資法人内で分散投資する複合型のリートも増えてきましたし、オフィス特化系だけ集めても、時価総額比率で組み入れるとしたら、結局は大型銘柄が大きく組み入れられることになり、だったら日本ビルファンド投資法人(8951)を買っておけばいいのではという話もあるわけです。

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