Real Estate Investment Trust
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ご存知のとおりですが、星野リゾート・リート投資法人(3287)が上場となりました。

星野リゾート・リート投資法人(3287)
http://www.hoshinoresorts-reit.com/index.html

星野Rリート、初値57万円 優待制度人気で公募価格上回る(2013.07.12)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNZO5730257012072013DT0000

不動産投資信託(REIT)の星野リゾート・リート投資法人が12日、東京証券取引所に新規上場した。旅館を投資対象とするREITで、投資主への優待制度などから人気化。初値は公募・売り出し価格(51万円)を6万円上回る57万円となり、引けにかけて58万9000円まで上昇した。(2013.07.12 日経新聞)

年2000円の割引券という優待制度ですから、利回りから考えても、これがために人気化したとは思えませんが、記事にありましたように、「星野リゾートの知名度の高さや優待制度から、個人投資家の人気を集めやすかった」(みずほ証券の並木幹郎シニア不動産アナリスト)ということはあったのかもしれません。

最近リート全体の地合いが良かったこともプラスに働いたと思います。とは言いましても、長期的な投資対象として考えたときに、昨日の当ブログ記事でも少しふれましたが、分配金がすでに4%台の利回りとなっていることから、その水準の利回りを是とするかというのは投資家によって異なりますが、個人的にはショック時があれば、とつい不謹慎なことを考えてしまいます。

さて、このリートの場合は、星野リゾート・リート投資法人(3287)という名称から言いましても、今後取得する物件はすべて星野リゾートからとなるのでしょうが、リートでたびたび問題となるのが親から子への物件押し込みであります。つまり、親の都合で割高な物件を子に売却してしまうというようなことです。

そもそも、ここまで親の物件しか買わなそうなリートは初めてですから、このリートのリスクはこの点にあるものと思われます。また、もうひとつのリスクは以下の点でしょうか。

星野リゾート・リート投資法人の上場(山崎成人)
http://www4.plala.or.jp/real-estate/report_y/130621.html

一方で、温泉旅館の稼働率はホテルと比べても低いので、低い稼働率でどの程度の収益を出せるのがポイントになりますが、星野リゾート・リート投資法人の想定ポートフォリオNOI利回りは8.3%/年と高めに採られていて、この利回りの高さで収益変動をヘッジする戦略のようです。(山崎成人)

ホテル系のリートは、ひとえに景気敏感銘柄であります。今後の景気回復期には強いでしょうが、逆の場合は逆に作用すると理解しておくべきと考えます。

まあ、個人的にはなんだかんだ言いましても、今まではジャパンホテルリート(8985)しかありませんでしたが、ホテルリート好きを公言しておりまして、気にはなってしまうわけであります。

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