Jリートの旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人（8951）がNISA対応で投資口分割へ。

本日の東証リート指数は、寄り付きから徐々に下げ、一時1432.73ということで、8ポイントの下落となりましたが、後場になると徐々に逆回転となり、-2.88の小幅下落です。

本日の売買代金は、およそ15,049百万円でした。値上がり銘柄15、値下がり銘柄23、変わらず4銘柄となっています。低水準の商いが続いています。

本日は、オフィス系の売買代金が低く、商い低調な今週にあって、記録を更新する水準となりました。売り込まれているわけではないので、様子見ということでしょうが、問題は何を様子見ているかでしょう。

本日出来高が急増した銘柄は、ケネディクス不動産投資法人（8972）、日本リテールファンド投資法人（8953）です。ケネディクス不動産投資法人（8972）のこの高水準な急増っぷりの理由を個人的には持ち合わせていません。

日本賃貸住宅投資法人（8986）は、増資リリース後３日目ですが、徐々に出来高が落ち着いてきておりますが、依然高水準ではあります。個人的には、本日僅かな口数ですが、参入してみたりはしています。

債券先物は続落、長期や超長期債に売り圧力－日銀オペの影響は限定的（bloomberg） http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131112/fnc13111217110011-n1.htm

債券先物相場は続落。米国の長期金利が約２カ月ぶり水準に上昇したことや20年債入札の接近で長期や超長期ゾーンに売り圧力が掛かった。一方、日本銀行が実施した長期国債買い入れオペの影響は限定的だった。
現物債市場で長期金利 の指標となる新発10年物国債の331回債利回りは横ばいの0.60％で始まり、午前は同水準で推移。午後２時前には0.5ベーシスポイント(bp)高い0.605％と７日以来の高水準を付けた。（2013.11.13 bloomberg）

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数＆指標」をご覧ください。

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さて、本日は、水曜日ですので、世界のリートの状況をお伝えする日ですが、個人的にビッグニュースかと思います件がリリースされていましたので、そちらを優先して取り上げることにしました。

題名の通りですが、Jリートの旗艦銘柄である日本ビルファンド投資法人（8951）が投資口分割を行うとの発表を行いました。

投資口分割、規約変更及び１口当たり予想分配金の修正に関するお知らせ（日本ビルファンド投資法人）
http://file.reitdb.com//kaiji/8951/2013/20131113059260.pdf

平成26 年１月１日から「少額投資非課税制度（NISA）」が導入されることを踏まえて、本投資法人は投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資家の皆様がより投資しやすい環境を整えることを目的として、投資口分割を実施いたします。
平成25 年12 月31 日（実質的には平成25 年12 月30 日）を基準日として同日の最終の投資主名簿に記載又は記録された投資主の所有する本投資法人の投資口を、１口につき２口の割合をもって分割します。（2013.11.13）

本日の投資口価格が1,117,000円ですから、分割後は50万円台となります。ご存知のとおりですが、NISA口座では、年間で100万までしか投資できませんから、必然的に100万円以上の銘柄には、投資することができません。2年経てば200万ということでもなく、100万の口座が2になるだけですから、2年経っても100万円以上の銘柄には投資することができないわけです。

よって、日本ビルファンド投資法人（8951）については、現状の投資口価格が続く限り、NISAでは投資できない銘柄という認識が一般的といいますか、必然的でした。ただ、一般株と同様、分割するという可能性は、いま思えばあったわけですが、個人的にはなんとなく期間銘柄だし、このまま最高値銘柄として君臨しているのではと思っていたのですが、本日の分割リリースです。

つまり。ああ、そうなんだ、でも、まあ、そうか。といった感想です。個人的にちょっと楽しみなのが明日の反応なんですね。これで、NISAで買われるといった思惑で上げるのか、無反応かなんでしょう。もともと、投資信託で買えばいいや、という観点もありましたので、個別で買えることの価値がどれくらい評価されるのかは、ちょっと予想がつきませんが、仮に上げたらどうなるでしょうね。

無反応なら、アレなんですが、結構上げたりした場合は、連想で他の100万以上株も連れ高なんてこともあるのではないでしょうか。いわゆる分割思惑です。意外な材料出現となるか、ということで注目したいところですが、この手の材料はあっても数日効果なんでしょうが。