Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、寄り付き後1時間で20ポイントを超える急落となりましたが、本日の下落は終了。以降、引けまでじりじりと戻し、ほぼトントンである前日比-4.28の水準にまで上昇しております。

値上がり銘柄12、値下がり銘柄26、変わらず3銘柄となっています。また、本日の売買代金は、21,463百万円程度でした。さすがにボリュームダウンでしたが、今日のところは、ご覧の通り200億円を維持しております。

物流系は、日本プロロジスリート投資法人(3283)が商い高で一人頑張っている状態なのは、オリンピック決定後の傾向です。また、本日も産業リート投資法人(3227)は、出来高を昨日よりも積みましての-1.82%となっています。

ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)星野リゾート投資法人(3287)も一休みとなり、出来高も急減しております。

国債先物は小幅続伸、長期金利0.725%に低下(ロイター) http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0H73XD20130912

 12日の国債先物は小幅続伸。前日の米債市場で、10年債入札をこなして需給懸念が和らぎ、金利上昇が一服したことを受けて、買いが先行。ドル安/円高基調を手掛かりに株式相場が軟調に推移したことも買いを誘った。後場もしっかりで推移したが、高値への警戒感もあり、短期筋からの戻り売りが出て伸び悩んだ。(2013.09.12 ロイター)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

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さて、本日の東証リート指数は、4日連続の上昇とはなりませんでしたが、寄り付き後1時間から1日かけての切り返しで、そこまで戻すとは、といった感がありました。なお、不動産株は、本日およそ1%の下落でした。

ただ、出来高はさすがに減少しており、明日も三連休前の週末ということで、どちらかというと出来高は減らざるを得ないのではないかと思いますので、もう一度本日のような寄り付き急落があっても、同じ展開になるとは限らないと思われます。

また、東京オリンピック決定翌日に急伸したトップリート投資法人(8982)については、思わずその日の記事で思惑の一丁目一番地と称してしまったわけですが、以降意外と値を維持していますね。個人的には、今回のリート全体相場の現状を表しているような気もしています。

さて、今回特に上昇した銘柄ということで、トップリート投資法人(8982)ジャパンエクセレント投資法人(8987)ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)があげられていることが多くなっています。

【東京五輪】五輪効果で不動産活況期待 REIT相場 3カ月半ぶり高値水準(SankeiBiz)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130912/eca1309122150010-n1.htm

また、ホテルに投資するジャパン・ホテル・リート投資法人も同期間に7・2%上昇。「中長期的に空室率の改善や宿泊単価の上昇が見込まれ、それを先取りした買いが入った」(SMBC日興証券の鳥井裕史シニアアナリスト)という。(2013.09.12 SankeiBiz)

記事をお読みいただくとわかるのですが、トップリート投資法人(8982)ジャパンエクセレント投資法人(8987)については、晴海にオフィスビルを保有しているという理由で上げていますが、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)については、空室率の改善や宿泊単価の上昇という具体的な要因があげられています。

これは、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)の場合、直接分配金の上昇につながることとなるわけです。といいますのも、こちらの銘柄が保有しているホテルの一部については、業績連動に応じた賃料といった要素が取り入れられていますから、以下の流れがイメージできるわけです。

空室率の改善や宿泊単価の上昇→投資法人の収入増→分配金の上昇

これは、オフィスや住居のように、契約更改で賃料が上がるのを待つという期間を要しません。その意味でも、景気敏感型と言えるものです。

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