Real Estate Investment Trust
a1180_002959
 

本日の東証リート指数は、10ポイント程度のレンジで前場は上昇する向きもありましたが、後場に入ると、ヨコヨコムードのまま終了。

本日の売買代金は、およそ28,156百万円でした(イオンリート除く。)。値上がり銘柄14、値下がり銘柄23、変わらず6銘柄となっています。10ポイントという広くはないレンジ、かつ前日比ほぼ変わらずといった終値であったにも関わらず、非常に売買が飛び交っています。

旗艦である日本ビルファンド投資法人(8951)ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)は相変わらず普段通りの商いが維持されております。この傾向は、昨日今日と続いています。オフィス系全体の出来高は変わらずですが、本日は、商業物流系と住宅系の売買量が伸びました。

個別銘柄では、昨日の引け際にドカンと売り買いが交錯していました日本プロロジスリート投資法人(3283)が寄り付き直後にこれまたドカンと売られるといった現象が起きています。これにより、1銘柄で昨日以上の5億円を超える売買代金を記録しています。また、分配金の上方修正をリリースした星野リゾート・リート投資法人(3285)が出来高を伴って上昇しています。

長期金利終値、0・630%に上昇(産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131203/fnc13120317120011-n1.htm

 3日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(331回債、表面利率0・6%)の終値利回りが前日比0・020%高い0・630%となった。
円安が進み東京株が上昇するなどリスクを取る投資姿勢が強まったため、安全資産である国債は売られて利回りが上がった。(2013.12.3 産経ニュース)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

===================================================

さて、本日の東証リート指数は、下落したとは言え、前日比-1.26という小幅下落となりました。そのような中でも昨日に引き続き年初来高値を更新し続けているのが、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)です。

当ブログでも、ポジショントーク的な頻度かもしれませんでしたが、たびたび取り上げてきましたので、どのような特徴を持ったリートか、という点につきましては、以下の記事をご参考ください。

[過去記事]
ジャパンホテルリート(8985)が全銘柄唯一となる年初来高値を更新中。
景気の回復局面で輝く、なんとなくラグジュアリー系リートたち。例えば、森ヒルズリート投資法人(3234)やジャパンホテルリート(8985)。
ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)が中間決算を発表
PO(公募増資) ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)のポイント
ジャパン・ホテル・リート投資法人のまとめ

ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)は、連日高商いを記録しておりまして、本日は1億円となり、商業系リートの雄ともいうべき日本リテールファンド投資法人(8953)と並んでおります。

また、50,000円を超えてきた水準というのは、ひとつの節目でありまして、本日が51,000円ですから、あと6oo円くらいで年初来どころか上場来高値をつけるという位置であります。証券会社での表示なんかを見ますと、上場来高値は626,000円となっておりますが、この銘柄は途中で分割を行っておりますので、長期チャートを見ていただくと良いのではないかと思います。

ここを抜けてくるとなると、この先どこまで上昇するのかということにはなろうかと思いますが、個人的には、今月のどこかでいったん頭を付けるのではないかと感じていますし、決算月ですから当然といえば当然です。

最近の上昇を理由付ける何か良い材料が出たかと言いますと、特段状況に変化はないわけでありますし、出回っていない何かがあるのであれば、別なのですが、これはこの法人の決算が12月であることからくる期待買いにほかなりません。また、その期待買いを先回りした短期勝負的な買いも十分といいますか、多くがそうであろうと思われます。

このことは、この銘柄がちょうど11月決算の銘柄たちが権利落ちした頃から上昇を始めたことからも分かりますし、帝国ホテル(9708)などのホテル銘柄たちは、さっぱり上昇していないことからも、業界への期待買いというわけでもないことが伺えます。

個人的にも、この銘柄は、現在長期で保有しているリートの時価総額割合トップとなっておりますので(なんとも攻撃的な長期ポートフォリオになってしまっております。)、もちろんこの先どんどん伸びていってもらいたいとは思っているのですが、とりあえずのところは、12月の権利落ちまでの短期でどこまで伸びてどこで失速するのだろうといったことにしか、興味はありません。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。