Real Estate Investment Trust
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本日の東証リート指数は、1470.56という本日の高値から寄りましたが、その後は前日比変わらずの水準まで戻りました。引け直前にぐんと買われたため、+4.70となっていますが、本日も日経平均には追従しない動きでしたから、上々です。

本日の売買代金は、およそ18,339百万円でした。値上がり銘柄30、値下がり銘柄9、変わらず3名柄となっています。

本日も、22日以来の200億円割れですが、日経平均が大幅反騰し、Jリート関連のネガティブ要素も特にあるわけではありませんので、売られることもなく、微上昇となりました。ただ、このまま商いが先細る中で、ドンと売られたときが結構危険なところですので、明日以降のボリュームには要注意です。

個別銘柄では、野村不動産オフィスファンド投資法人(8959)が特に値動きがない中での出来高急増。また、ケネディクス不動産投資法人(8972)は、先週の増資リリースから出来高を伴っての-3.38%の下落となりました

また、種別では、オフィス系と商業物流系のボリュームがしぼんでいる一方で、住宅系は久々の盛り上がりを見せています。このタイミングで住宅系が盛り上がっているのは、興味深い現象です。

長期金利が上昇、株高や超長期の需給懸念で-先物売買2年ぶり低水準(bloomberg)http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MVCMCC6KLVR401.html

10月28日(ブルームバーグ):債券市場で長期金利が小幅上昇した。国内株価が反発したことに加えて、超長期ゾーンの需給悪化懸念が根強いことから売りが優勢だった。相場の方向性に欠け、先物中心限月の日中売買高は2年ぶりの低水準となった。
現物債市場で長期金利 の指標となる新発10年物国債の330回債利回りは前週末比横ばいの0.61%で始まり、その後は0.5ベーシスポイント(bp)高い0.615%で推移した。(2013.10.28bloomberg)

※日々のリート指数などはサイドバーのDay Reit(ツイッター)をご覧下さい。→

※週や月間ベースなど指標は、上段メニュー「主要指数&指標」をご覧ください。

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さて、本日は、人知れずといいますか、ホルダー以外の方は人知れずと思われますが、ジャパンホテルリート(8985)が年初来高値を更新しています。最近のJリート市場は、日経平均に比べても比較的堅調な動きとなっていますので、その恩恵も受けているとは思いますが、それでもこのタイミングで年初来高値を更新してきたこと自体は、意味があることかと考えます。

実は、最近も堅調推移なイメージがあるJリートではありますが、このタイミングで年初来高値を更新してきたリートは、ジャパンホテルリート(8985)を除いてはありません。多くの銘柄が春の高値からまだ遠い位置にいるわけですし、他にそこを抜けてくる雰囲気のあるリートは、個人的には日本プロロジスリート投資法人(3283)くらいではないかと思っています。

ジャパンホテルリート(8985)につきましては、ラグジュアリー関連、オリンピック関連ということもあり、個人的には結構推してきたつもりのリートであります。また、当ブログのプロフィールにも掲載させていただいておりますとおり、長期保有と短期保有の両建てをしている唯一の銘柄です。

[過去記事]
景気の回復局面で輝く、なんとなくラグジュアリー系リートたち。例えば、森ヒルズリート投資法人(3234)やジャパンホテルリート(8985)。
Jリート(REIT)、五輪効果で3カ月半ぶり高値水準。
ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)が中間決算を発表

なぜこのタイミングで、この銘柄だけが年初来高値を更新してきたのかという点ですが、オリンピックの開催決定を機に外国人を中心とする観光に関する先行きがポジティブな要因となっている、という点は一般的に言われているところであります。

また、そのことが毎月リリースされる実績報告にも現れているわけですから、その意味では、月ベースでの資料が他のリートに比べると、整っている銘柄とも言えます。先日リリースされた9月の月次開示につきましても、非常に良い内容であったと記憶しています。

http://www.jhrth.co.jp/site/file/tmp-tmVFD.pdf

これ以上続けますと、100%ポジション話になってしまいますし、高値を機に一部を利益確定しておりますので、このくらいとしますが、以前も書いておりますとおり、この法人については、リート全体にも左右されるとは思いますが、ホテルや観光が盛り上がりのピークを見せるオリンピックイヤーまで楽しめるリートだと考えていますので、一定の長い目でも見ていきたいところです。

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