日本の富裕層人口、世界2位に返り咲き、とのこと。富裕層とは、借金を除く資産が1億円以上の人。https://t.co/1Adtxcj3yi
— tisan (@jreit_org) 2016年12月30日
今月、クレディ・スイスがまとめた世界の富裕層の動向をまとめたレポート「グローバルウェルスレポート2016」によると、日本の100万ドル以上の資産を持つ富裕層の数は、2015年の208万8000人から73万8000人増加し、282万6000人になった! とのことでした。
この2016年における「73万8000人増加」というところは、世界NO.1だったそうで、結果、富裕層人口は、282万6000人となり、これは世界第2位とのこと。
ちなみに、富裕層とは、資産が100万ドルを超えるもの、現在のレートでざっと1億円強を富裕層というのがだいたいの共通定義らしいのですが、この資産には借金はもちろん入りません。
なお、さらに野村総合研究所では、ご丁寧にも超富裕層、富裕層、準富裕層、アッパーマス層、マス層と純金融資産保有額の階層を設定してくれています。このレポートは、毎年発表されており、今年は、2016年11月28日に最新データが公表されています。
https://www.nri.com/jp/news/2016/161128_1.aspx
さて、では、なぜ日本で富裕層が増えているのでしょうか。「グローバルウェルスレポート2016」では、「日本の富裕層人口増加の理由は為替レートによるもののみである」とされており、円高ドル安になれば、相対的に日本人の総資産額は増えることになります。円高ドル安といっても、2015年の水準と比べれば、ということでしょうが、それだけのことですか、と思ってしまうところです。
輸出には不利ということで、円高はよくないというイメージが日本では定着していますが、強い通貨を持つということは、世界の中で相対的に高い富が積みあがっていると評価されるという一面もあるのですね。とはいえ、足元では、トランプ円安ということで、これはまた富裕層がリアルタイムで減少しているということになるのでしょうか。
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