Real Estate Investment Trust
a1030_000056
 

本日の日経新聞朝刊には、「トランプ相場 個人ひと息 今年の運用成績 読者の4割がプラスに」と題して、読者アンケートによる今年の成績に関する統計が掲載されています。これは、毎年実施されている調査ですが、それによると今年プラスを確保したと回答した人は、全体の約4割だったようです。

トランプ相場 個人ひと息 今年の運用成績 読者の4割がプラスに(日経新聞)
http://www.nikkei.com/markets/company/article/?n_cid=DSMMAA13&ng=DGKKZO11137030X21C16A2PPE000&scode=7201

日経生活モニターに登録した読者へのアンケート調査(回答者646人)によると、運用する資産全体の成績が今年プラスを確保した人の比率は43%。15年(54%)、14年(65%)を下回ったが「プラスマイナスゼロ」(31%)が最も多く、「10%未満のプラス」(27%)が2位。11月以降の円安・株高で持ち直した人が一定割合いたことがうかがえる。(28.12.28 日経新聞)

ちなみに、プラスを確保した人の全体の比率は、2015年→54%、2014年→65%となっており、年々渋い結果となってきています。2014年から今年にかけては、低い株価水準から水準を切り上げてくる相場から、株価が節目を迎えて踊り場を交える期間も段々と増えていますから、当然と言えば当然とも言えます。

さらに、実は、2015と2016年では、10%未満のレベルでプラスだったという人の割合はそんなに変わっていないのですが、10%以上プラスだった人の割合が減少しています。そして、プラスマイナスゼロだった人も5%以上の割合で増えています。

これで、年末にかけてのトランプ円安相場がなかったら、どうなっていたのだろうと思います。10%未満やプラスマイナスゼロで着地する人は、トランプ円安がなかったら、マイナス転落だったかもしれません。

ちなみに、FXの世界では、損失だった人が5割だったという調査結果もでています。

ミセス・ワタナベ、苦難の1年 約5割が損失(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11175070Y6A221C1000000/

 外為どっとコム総合研究所がまとめた投資家動向調査によると、16年1月から12月までの損益状況について約52%の投資家が損失が出たと答えた。3割以上の損失が出た投資家が特に多い。一方、利益を得たのは約37%にとどまった。英国民投票の読みが外れ、トランプ相場でのドル高に逆張りで挑んだことなどが「敗因」だろう。アベノミクスが始まった直後の13年には損失を出した投資家が3割程度にとどまっており、16年はここ数年で最も悪い成績だ。(28.12.28 日経新聞)

この3割以上の損失がでた投資家が特に多いというのは、なかなか厳しい結果だなあと思いました。

今年も残すところ、あと2日。今年2016年の大納会は、12月30日(金)です。取引時間は、通常通りの後場15:00までです。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。